今年、M7以上の南海トラフ地震がくる可能性は高い!? 

ハピズム / 2013年9月3日 8時0分

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「週刊現代」(講談社)8月17日・24日号によると、フランスの研究者たちが、不可能とされる地震予知という分野において、新たな道を予感させる論文を発表した。

 これは、世界的に権威ある科学誌『ネイチャー』の姉妹誌である『ネイチャー・ジオサイエンス』電子版に今年3月24日に発表されたものである。

 フランス・ジョセフ・フーリエ大学のミシェル・ブション博士ら5名の研究者が連名で投稿したものだ。

 ブション博士らによると、東日本大震災を含む巨大地震の前兆は、既存の観測態勢で十分見つけられたはずだという。
「私たちの研究では、東日本大震災のように(海底の)大きなプレートの境目で起きるほとんどの地震で、はっきりと『前震』が起こっていたことがわかったのです」と、ブション博士は主張する。(週刊現代8/17・8/24号)

 前震とは、大地震の前に震源の周囲で起きる比較的小規模な地震だが、これまでの地震学では、前震は起きる場合と起きない場合があるとされてきた。だが、ブション博士らが1999年1月1日から2011年1月1日の間に起きたM6.5以上の地震31個を解析したところ、その8割にあたる25個の地震で、前震が起きていた。

 東海大学地震予知研究センター長・長尾年康教授は、このニュースを聞き、「『この地域はいま大きな地震が来そうになっていますよ』と警告を発するシステムを作るのに、技術的困難はまったくない」と話す。(週刊現代8/17・8/24号)

 3.11の直前には、2月13日から周辺で地震活動が活発化していた。M5以上だけで4回起きていたのだ。この地震の場合、2日前にM7.3の大きな地震があったが、たとえこのような大規模地震があっても、「さらに大きな地震が来るかもしれない」と、警戒することも大切だろう。

 今すでに利用できるデータで十分予測できるのだから、「地震予知は不可能」などと言っている場合ではないだろう。
実は、このような予測の研究は、日本ですでに行われているのだ。東京大学名誉教授・村井俊治氏によると、今年になって震度5弱以上の地震が8回あったが、そのすべてにおいて、異常を検知していたという。昨年は震度5弱以上の地震のうち、75%にあたる12回で、異常を発見していた。

 これは、国土地理院のGPS観測網を利用した独自の地震前兆を捉える研究だ。このデータを見ると、3.11の数日前から「前兆すべり」という大地の変動が生じていた。小規模の地震では難しいが、M6以上のものならば、GPSで捉えることができるという。

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