増える東南アジアの韓国人移住者。日本以上に熾烈な競争社会がその要因!?

HARBOR BUSINESS Online / 2018年9月24日 15時31分

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バンコクの安宿街カオサンは2000年代初頭は東アジア人は日本人ばかりだったが、今は韓国人が目立つ

 東南アジアを歩いていると、韓国語の文字、ハングルを見かけることが多くなった。例えばベトナム南部の都市ホーチミンなどは2012年ごろはあまり見かけなかったものの、今では街のあちこちにハングルの看板が見られるようになっている。

 走っている車にも韓国車が増えた。タイやラオスでは「ヒュンダイ」の大型のバンを見かける。新しいモデルはそれなりにいいデザインで、悪くなさそうだ。特に嫌中感情が強いベトナムではバスやトラックの大型車は中国車より韓国メーカーが多い。乗用車でも韓国が多いのは、やはり値段が安いからとされる。

 タイの場合、「ヒュンダイ」の「Grand Starex」というバンタイプの車種は、2497ccエンジン(175馬力)搭載で、約235万バーツ(約816万円)~になる。この車種にかなり近いスペックというと「トヨタ」が正規販売する「ヴェルファイア」だ。エンジンも2494ccでほぼ同じだが、箱のサイズはややヴェルファイアの方が小さい。これが約375万バーツ(約1300万円)~だ。500万円近くの差が出てしまうのだ。

 家電市場に目を向けても近年は「LGエレクトロニクス」や「サムスン」がよく売れている。性能とデザインは別に劣ってない上に、やはり価格がものを言っている。東南アジアの人々は全般的に品質よりも、目先の価格に反応する。もちろん、東南アジアでは品質は今でも日本メーカーが上とされてはいるものの、韓国ブランドと比べるとやや割高に感じられてしまうのである。

 韓国勢が東南アジアで強いのは、一時期ほどではないがいわゆるK-POPや韓国ドラマを徹底的に売り込んで、各国で放映されたこともある。日本でも韓国芸能人の日本進出やドラマ放映があって人気を博したが、東南アジアはそれ以上に浸透していた。

 また、韓国メーカーは現地に進出していることも売上に影響しているのではないか。もちろん日本勢も韓国メーカー以前にタイなどには来ているものの、韓国人は日本企業が行かない辺鄙な場所にまで現れて展開する。フットワークの軽さも韓国メーカーの強みだ。

◆タイのバンコクでも増える韓国人

 先日、タイ・バンコクにある日本人経営の賃貸仲介業者として最大手と言われる「ディアライフ」社に取材をしていたところ、日本人相手に商売をしていた同社が韓国人向けの部門を今から1年ほどの前に開設したと聞いた。韓国人の問い合わせが増えているからなのだとか。ディアライフの韓国人部門を担当する高村さんに話を聞いた。

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