取引所コインブーム、再び?仮想通貨マニアが推す「ネクストブレイク草コイン」~502大佐のコインハンター~

HARBOR BUSINESS Online / 2019年3月4日 15時31分

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 ’17年年末にビットコインが230万円の最高値をつけて以来、`18年は下落トレンドに真っ逆さま。仮想通貨マーケットは長らく冷え切った状態が続いてきた。仮想通貨の将来を危惧する声も噴出するが、例外もある。昨年10月、自他ともに認める日本人クリプト(=暗号通貨)マニアによって上場した「502 Bad Gateway Token」(Z502)はなんと60倍にまで急騰。用途もユニークで、「これぞ仮想通貨」といった趣を醸している。

 そんなZ502の運営を担い、かつ根っからの草コインマニアであるコインハンター・502大佐による連載を立ち上げ。第一回は、「それでも有望な草コイン」について、あますことなく語ってもらった。

◆有望なコインの見つけ方とは?

 こんにちは、502大佐です。記念すべき連載第一回目は、私が注目しているとっておきの銘柄を3つほど紹介したいと思っていますが、その前に、

「どうやってコインの良し悪しを判断しているか?」

 からお話ししていきましょう。

 有望なコインを見つけるためには、まず時価総額の低いコインから選ぶようにしましょう。

 仮想通貨の時価総額とは「通貨発行量×市場価格」で計算され、少ないという事は、まだ人気が低く、今から暴騰しそうなコインに成りえる可能性があるという事です。また、主観でも良いのでプロジェクトの中身が面白いか、現実的に実現可能かなどをしっかりと見定めましょう。

 例えば、AI(人工知能)は確かに今後世界を大きく変える可能性を持つ一大事業です。ただし、どうしても開発に時間がかかるため、短期の投資投資と考えるより長期の投資と考えるべき所もあります。AI系のコインは投機目的になった場合も多くあり、何度も投資家を裏切ってきた過去もあります。

 このような事情を踏まえた上で、「プロジェクトの動きが明瞭であるか?」も大切なポイントです。残念ながら、プロジェクトの進行がストップしたり運営が逃げてしまうという事も多くあるのが現状。開発者がSNSで情報発信を頻繁に行っているかなどもチェックしましょう。

 気になるコインの公式Twitterやフェイスブック以外でも、テレグラムやディスコードといったコミュニティに参加しておけば、「どのくらいの更新頻度があるか」「ホルダーの質問にどう答えるか」といった対応を見ることで、運営の姿勢や熱量をある程度つかむことができます。

◆「連想上げ」に注目せよ!

 これは経験則にはなりますが、「盛り上がってきたコインから、連想して今後来るコインを予想する」こともできます。これを私は「連想上げ」と呼んでいます。自分で発掘した草コインが爆上りした時の快感はひとしおです。

 たとえばNEOという通貨があります。そして姉妹通貨とのGASという通貨は、NEOが上がればGASも上がる関係です。これは運営元が同じ通貨で、過去の経験上、必ずと言っていいほど連動して上がります。

 もちろんGASが先に上がるパターンもあります。過去のパターンから「特定の通貨が上がれば、この通貨が上がる」という投資家の期待から上がるのが連想上げです。

◆鍵を握るのはビットコインのETF承認

 ’19年2月25日現在、BTCの価格は約42万円です。年末まで40万円~60万円のボラティリティの高いレンジ相場が継続するでしょう。しかし、うまくいけば年末にはBTCが100万円近くにまで急騰する可能性があります。

 なぜか。ひとつはビットコインETFの承認です。

 秋から冬にかけて米国証券取引委員会(SEC)による審議が執り行われます。昨年から何度も否決、再審査されていますが、“クリプト・マム” という愛称で知られるへスター・パース氏が承認に向けて前向きで、「今度こそは」という気流に溢れています。過去には、ビットコインETF承認への期待感だけで価格が上昇したこともあり、審査前には期待感から暴騰していく可能性が高いと私は考えます。

 また、ナスダック(NASDAQ)のビットコイン先物上場もあります。ナスダックはビットコインETFを申請中のVanEck社と提携を結んでおり、もしナスダックで取引ができるようになれば、ビットコインだけではなく、仮想通貨全体が大いに盛り上がるってくるでしょう。ただ、「それが年内に間に合うか?」と言われているのが現状です。

 もう1つ、好材料になりうるファンダメンタルズがあります。今年最大の発表にさえなりうるのが、ICEが『Bakkt(バックト)』と呼ばれるデジタル資産のためのプラットフォームを作ることです。ICEとは「インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange)」のことで、アメリカのアトランタに本部を置く先物・オプション等を扱う取引所です。取引所の運営会社で、ニューヨーク証券取引所に上場しています。

 ICEは、マイクロソフトやスターバックスをパートナーとしており、このような取引所でビットコインの取引が開始されることに世界中の投資家が期待しています。

◆これからが期待できる草コインは?

 ここまで述べたように、今年は大きな動きがある可能性があることから、今のうちに「時価総額が少ない草コイン」に注目しておけば、面白いと考えています。ここでは、私が今注目している草コインをご紹介したいと思います。

 今回は取引所トークンと言われる取引所が独自で発行しているコインに注目してみました。取引所トークンを使用して取引を行えば取引手数料などが安くなり、需要で買われるトークンと言えます。

 そして、取引所トークンは上記で説明した「連想上げ」がされやすいことから、様々な取引所トークンが一緒に盛り上がってくる可能性があります。また、バブルや相場全体に上昇の兆しがあると真っ先に上がりやすいという特徴もあります。

 ひとつはバイナンスコイン(BNB)。

 世界最大のアルトコイン取引所であるバイナンスが発行している本命の取引所コインです。昨年の12月初旬を底値に、現在も順調に上昇中。弱気相場でも他にない強さを見せています(底値から約140%up)。

 バイナンスCEOの「通称CZ」のポジティブな発言も多く多くのファンを持ち、取引所トークンのキングと言っても過言ではないでしょう。

 バイナンスではアルトコインとBNBペアがあり、取引手数料が安くなることから人気であり、コアなファンも多くいる通貨です。将来性もあり、安定的な強さも感じれる取引所トークンで期待が持てます。

ふたつめはビトートークン(BITO)。台湾で圧倒的な人気を誇る新進気鋭の取引所であるBitoProから出ているトークンです。

台湾ナンバー1の仮想通貨取引所になります。イメージとしては日本でいうビットフライヤーという感じでしょうか? 先日、約80%の上昇を見せましたが、まだまだ伸びしろはあると思います。

 現在は取引所としての出来高は決して多くはないですが、台湾は投資に多くの国民が前向きで、ゴールデンタイムに株のチャーティングを放送する国なのです。通貨に投資するというより、「台湾へ投資する」という認識で考えれば面白いと考えています。次の仮想通貨バブルに備え、今注目している「穴」枠と考えています。

 そして最後に、BXAです。こちらは現在まだ取引所トークンではありませんが、今後韓国の大型取引所ビッサム(Bithumb)の取引所トークンになりうる可能性を秘めたトークンです。ビッサムといえば、ビットコインFXの覇者・BITMEXや、上記のバイナンスよりも日によっては取引高が多いこともよくあります。

 そんなビッサムは、色んなアルトコインが過熱し、出来高も異常にあがる取引所としても有名です。韓国は美容整形大国ですが、その中でもかなり有名な美容整形外科医のキム・ビョンガン氏という方がいて、この方はBXAの取締役であり、ビッサムの最大株主でもある方なんです。この方が現在BXAのプロモーションを展開をしています。

 ビッサムは先日グローバル展開を発表しました。各国に対応した取引所が開かれたとき、BXAはビッサムの取引所で上場する可能性がかなり高いと思っています。少し変わったマーケティング展開ですが、何といってもビッサムの大株主。BXAが取引所トークンとして活用され、ビッサムにも今後上場されるという展開が予想されます。個人的見解ですが「ポストBNB枠」という感じで、今のうちから狙うとチャンスがあると考えている通貨です。

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 駆け足で私が注目する草コインを紹介しましたが、私は生粋のコインハンター。今後も随時、上がりそうな銘柄や仮想通貨界隈の動向を発信していきたいと思います。「502大佐のコインハンター」、お見知りおきを!

★★★【502大佐のコインハンター】第1回★★★

<502大佐>仮想通貨参入は2013年の、古参トレーダー。預けていたビットコインが引き出せなくなる「Mt.GOX事件」の被害者。その際に全資産を失った経験から、仮想通貨の分析を徹底的に行うようになった。暴騰前のアルトコインを探索、解析など得意とする。自身で国産コイン「Z502」の運営にも携わる。ツイッターアカウントは@gox_crypt

<取材・文/櫻井一樹 構成/浜田盛太郎 イラスト/bambeam>

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