在日外国人、医療費未払いはごくわずか。厚労省調査による医療機関側調査との差明確に

HARBOR BUSINESS Online / 2019年8月9日 8時31分

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Contents1 「何科に行けばいいかわからない」という悩みも2 「医師、看護師に症状を説明する事ができなかった」3 「薬のラベルを英語表記にしてほしい」という声も4 医療費未払いはごく少数。厚労省調査と差

◆「何科に行けばいいかわからない」という悩みも

 日本に在住したり、旅行で訪日したりする外国人が増えるなか、彼らが安心して病院を受診できるような体制作りが急務となっている。

 日本に住む外国人向けの求人情報サイトを運営する「YOLO JAPAN」は8月6日、日本の医療サポートに関する調査の結果を発表した。調査は、今年4~5月にかけてインターネット上で実施し、75か国529人から回答を得た。

 病院で困ったことを聞くと、回答者のおよそ半数である264人が「日本語が話せない・外国語対応できる人がいない」と答えた。次いで、「何科に行けばいいかわからない」(156人)、「待ち時間が長い」(137人)、「治療費・保険料が高い」(120人)の順に多かった。

◆「医師、看護師に症状を説明する事ができなかった」

 具体的には、「医師、看護師に症状を説明する事ができなかった」(ブラジル、男性、40代)といった声が寄せられた。

「説明が日本語で書かれているため、薬をどのように服用すればいいのかを知りたかった。しかし、薬剤師は、私が何を聞いているのかを理解してくれなかったためスマホを用いて翻訳しなければならなかった」(ジャマイカ、女性、20代)

「スタッフの人達が英語を話せず、理解できなかったため、皮膚科で書類を埋める事も症状を伝える事もできなかった」(インド、女性、20代)

 また台湾出身の20代男性は「保険が入っても診察費用が高くて、初診料があるのにびっくりしました。台湾の場合は保険あるので、基本的に日本円1000円程度で診察してくれます」と医療費の高さに困惑していた。

◆「薬のラベルを英語表記にしてほしい」という声も

 次に、外国人におすすめしたい病院はどのような病院か聞くと、「言語対応が可能・外国人スタッフがいる」が411人で78%に上った。2番目に多かったのは、「病院内の案内が分かりやすい」(249人)だった。

 マレーシアの20代女性からは「薬のラベルを英語表記にしてほしい」という要望が寄せられ、ブラジルの30代男性からは「書いてあるものについては多言語展開が必要だと思う」という意見も出た。

 すべての医療機関では無理があるかもしれないが、医療現場での多言語化対応が求められている。

◆医療費未払いはごく少数。厚労省調査と差

 また、過去に厚労省の調査では、日本の病院の2割が外国人の医療費未払いを経験しているという結果が出たという報告があったが(参照:産経新聞)、この調査結果や報道について、日本人の未払いはどれくらいの割合なのかなどが明記されていない点などが指摘されていた。

 しかし、外国人側にヒアリングした本調査では医療費の未払いをしたことが「一度もない」人が87%に上り、「あるが完済した」が10%だった。

 一部の観光客が医療費を支払わずに帰国していると言われることもあるが、在留する外国人の場合、わずか3%しか医療費を滞納していないことが分かった。

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