【小樽飲酒死亡事故】大沢亮汰容疑者を立ち会わせ事故現場で実況見分 フードをかぶり調べに応じる 事故前日から６時間以上飲酒 北海道小樽市

26日午後２時すぎ、小樽警察署から出る警察車両。

うつむきながら後部座席に座るのは、大沢亮汰容疑者32歳です。

事故の現場へと向かいました。

大沢容疑者は22日、北海道小樽市銭函３丁目の国道で酒気帯びの状態で車を運転し、反対車線にはみ出して乗用車と正面衝突。

衝突された車を運転していた札幌市の大学院生、田中友規さんを死亡させた疑いが持たれています。

大沢容疑者の呼気からは基準値の３倍を超えるアルコールが検出されました。

伊藤亜衣記者
「午後２時半です。これから現場で実況見分が行われます。今、大沢容疑者がうつむいたようすで車から降りてきました」

当時の状況を明らかにするため、大沢容疑者の立ち合いのもと行われた26日の実況見分。終始、フードを被り調べに応じていました。

その大沢容疑者、事故の前の日から６時間以上、札幌市中心部の居酒屋やバーで酒を飲んでいたことがわかっていますが、さらに、その前後にも酒を飲んだと供述しているということです。

田中さんの葬儀に参列した女性
「これだけ世の中で飲酒運転が、だめだと言われているのに、どうしてその方（大沢容疑者）はお酒を飲んで泥酔したなかで運転したのかが分からない」

これは国道５号線を映す防犯カメラの映像です。事故が起こる数分前、小樽方向に走る白い車。

大沢容疑者が運転していたものとみられます。

衝突までに何があったのか。

警察は危険運転致死の疑いも視野に、大沢容疑者が飲んだ酒の量や事故の前の足取りなどを調べています。