安全な「市販ラー油」の選び方は? 「天然色素」の表示にダマされてはいけない

ヘルスプレス / 2016年3月29日 15時35分

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ラー油は家庭でも簡単に作れる(shutterstock.com)

 麻婆豆腐や餃子には欠かせないラー油。家庭でも簡単に作れるので、できれば手作りラー油を使いっていただきたい。もし市販品を使う場合は、余計な添加物が使われていないかをよくチェックすること。そして、「食べるラー油」がブームにもなったが、味覚を狂わす原因になりかねないので、子どもには絶対にやらせるべきではない。

 以上を踏まえたうえで、スーパーでよく見かけるラー油を検証した。購買時の参考にしてほしい。

「天然色素」には何が入っているかわからない

 ごま油と唐辛子、香味野菜などを混ぜて煮込んで作るのがラー油だが、S&B「辣油(ラー油)」 の原材料名表示には「唐辛子」の記載がない。しかし、ホームページ上には「天鷹種の唐辛子のエキスを抽出」とある。お客様相談室に問い合わせると「唐辛子はパプリカ色素が該当します」との返事だった。

 パプリカ色素は既存添加物(天然着色料)で、赤トウガラシの果皮が原料だ。製造工程でショ糖脂肪酸エステルという乳化剤が使われている。ショ糖脂肪酸エステルは「発がん助剤の疑いあり」と指摘があるが(『食品添加物読本』郡司篤孝・著)、加工助剤ということで表示はされない。加工助剤とは、加工工程で使用されるが、除去されたり、中和されたり、最終製品にほとんど残らないものとされている。しかし、本当に残っていないのか不安がありる。

 香辛料については「香辛料抽出物のことです。使われている物質は公表できません」(お客様相談室)とのこと。添加物の香辛料抽出物は「香辛料」と表示もできる。ともかく、正体不明の物質が入った食品は注意すべきだ。

 ところで、天然系の色素だから安全と頭から信じ込んでいる人が多いようだが、その内容成分を見るとびっくりする。たとえば、麺に0.08〜0.2%添加するパブリカ色素(橙色色素)の場合、D-ソルビトールやグリセリンが含まれている。しかし、表示は「パブリカ色素」でかまわない。何が入っているかわからないのが天然色素だ。

 天然色素では、十数年近く広範囲の食品に使われていたが2004年に発がん性が確認され、使用禁止になった。安全性の確認などしないで許可されているのが天然色素の実態だ。また、昆虫から得られるコチニール色素は2012年に消費者庁が「アレルギーを起こす」として、関連業界にアレルギー表示の要請をしている。第二、第三のアカネ色素は、いつ出てもおかしくない。

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