災害時に不安を抱える飼い主は9割以上! 備えたい自分とペットの避難計画

ヘルスプレス / 2018年3月29日 8時0分

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震災ではペットも大きな痛みを抱える(depositphotos.com)

 3.11東日本大震災から7年。多くの番組で被災者の復興の取組みが報じられたが、震災は被災地の住人だけでなく、ペットたちにも襲いかかったのだ。被災地で保護されても、いまだに里親が見つからないまま死を待つペットたちが少なくない。

 長野県千曲市の「NGOライフインべスティゲーションエージェンシー(LIA)」は、東日本大震災で被災地に取り残され、保護されたものの、引き取り手のないまま一生を終えていくペットたちを保護している。

震災直後は関心が高まり、育ててくれる里親が多かったが、最近は里親が激減。長野市の収容施設で死んでいく姿を目の当たりにするスタッフたちの無念は深い。

 LIAは、全国で約20人のスタッフが活動中で、震災直後に被災地に入り、2年間で岩手、宮城両県に置き去りにされたペット計199匹を保護。飼い主の元に返したり、里親を探したりしてきた。

 1月下旬、岩手県釜石市で保護した高齢の雄猫が檻の中の高所から転落死した。スタッフが人工呼吸を試みたが救えなかった。一緒に保護し、いつも寄り添っていた雌猫も高齢で足腰が立たない。

 宮城県で保護した犬2匹も看取った。人より短命な犬や猫の7年は長い。亡くなるのを待つだけで、何も手を施せられないのは悲しい。

 被災した犬や猫は一時ブランド化したような状況になり、引く手あまたの活況だったたが、ブームが去れば忘れられると嘆かざるを得ない状況だ。

 しかし、希望はある。宮城県で保護した白血病の瀕死の猫は、身内を同じ病気で亡くした長野市の女性に引き取られ、元気に生きている。

LIAは、大震災以外の災害の被災者からの依頼も受ける。公営住宅で飼えなくなったり、保健所の殺処分の対象になる犬や猫だ。現在、40匹をケアしている。

●関心がある人は下記ホームページを。
LIA (http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/cat_43559.html)

災害に備えるペットのための10カ条とは

 東日本大震災後、2013年に環境省は「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を発表している(https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html)。

 このガイドラインでは、災害時にペットと一緒に避難するように推奨している。

 一方、『ゲットにゃび』(ゲットナビ編集部編/学研プラス)は、災害時に自分と猫を守るために「ねこと防災」を特集している(https://getnavi.jp/book/237695/)。

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