子供や痩せ型の女性は厳しい糖質制限に注意!筋肉が少ない人は体調を崩すことに?
ヘルスプレス / 2018年4月10日 8時0分

子供や痩せ型の女性は厳しい「糖質制限」に注意!(depositphotos.com)
2型糖尿病に代表される生活習慣病の主な原因が、小麦粉、砂糖、コーンシロップ、そして糖度を高めた果物や白米などの精製糖質の頻回な過剰摂取にあることは明白だと思われます。
生活習慣病を指摘された人が、2週間程度、山田式程度の緩い糖質制限をしてみれば劇的に体調が改善して検査データも良くなるなど、簡単に実感できることです。
その一方で「糖質制限をすると体調がおかしくなる」という人たちが、一定程度いらっしゃるのも間違いありません。特に「痩せ型の女性」や「10代の若者や小学生」からは評判が悪いです。なぜでしょうか?
厳しい糖質制限をいきなり始めると「低T3症候群」になることが
2012年に開設した私のブログでは、2013年頃から「糖質制限がしんどくてうまくいかない」「いきなり糖質制限したら体調を崩した」という方々からの相談をコメントやメールでいくつもいただきます。
私自身や私の周囲の中年メタボおやじの間では、そんな話はまったくなかったので不思議でした。最初は「糖質制限とカロリー制限を組み合わせて、カロリー不足になっているのでは?」と思いましたが、そうではない。脂質やタンパク質をきちんと摂取しているにもかかわらず、体調が悪くなるのです。
相談してこられるのは圧倒的に女性でした。それも痩せ型の女性です。「この方々のような悩みは、糖質制限の先進国である欧米では問題になっていないのか?」と思い検索してみると、Dr. Cateのブログに行き当たりました。
彼女のブログに書いてあったのは「いきなり厳しい糖質制限をして体調がおかしくなる人の多くは『低T3症候群』になっている」というものでした。
低T3症候群というのは、甲状腺ホルモンの活性型であるT3の分泌が正常であるにもかかわらず、十分に機能しない状態を指します。通常の血液検査などでは、一見、正常なのです。
甲状腺ホルモンは身体のエネルギー代謝を活発にして、基礎代謝を上げる内分泌ホルモンです。これの分泌量が減る甲状腺機能低下症では基礎代謝が落ちて、太りやすい、だるい、浮腫みやすい、やる気が出ないなどの状態に陥ります。
低T3症候群は甲状腺ホルモンの分泌は基準範囲なのに、その働きが末梢でブロックされている状態で、上述の甲状腺機能低下症に似た症状が出ます。
インスリン分泌が低下する1型糖尿病と、インスリン分泌はあるのに末梢のインスリン抵抗性が上がる2型糖尿病の関係に似ていますね。メカニズムは異なりますが、どちらもホルモンの作用不足なのですからよく似た症状になるわけです。
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