親のスマホ&タブレット依存で親子関係が崩壊! 大切なのは子どもと向き合う時間

ヘルスプレス / 2018年7月31日 8時0分

 たとえば、『生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害』(朝日新書)の著者で、愛着障害などの精神医学に造詣が深い医学博士の岡田尊司氏もその一人だ(参考:「NEWSポストセブン」2016.06.26)。

 岡田氏によれば、授乳中に赤ちゃんの目ではなくスマホを見たり、子どもの話しかけに上の空になったり、子どもに関心が行き届かなくなると、子どもの応答性が乏しくなるため、社会性・共感性の発達が阻害されたり、多動障害や情緒不安定を招くなどの愛着障害に陥りやすい。

 母親自身は育児放棄をしたつもりはないので、自覚しにくく、誰でも軽度のスマホネグレクトに繋がりやすい。親子の人間関係が希薄化し、家族の支え合いが崩壊しかねないと強調している。

 また、明治大学文学部の教育学博士の諸富祥彦教授は、0~6才までの成長期に子どもが母親を見ているのに視線を合わせてもらえないスマホネグレクトが続くと、アタッチメント(愛着)が築かれないため子どもの感情をコントロールする力や他者を信頼する力が育たず、幼稚園、保育園、小学校で、すぐに癇癪を起こしたり、地団駄を踏んで泣き叫び続けると指摘する。

 スマホ依存やスマホネグレクトは、仕事に必要な必要悪と捉えられやすく、親に育児放棄の認識が芽生えにくい。

 世間は難問の地獄だ。難問を乗り越えようと、喧々諤々の意見が飛び交い、親は情報に翻弄される。しかし、子どもといる時だけは、スマホを置こう。子どもの眼差しにこそ、親子の希望も、子どもの未来も育まれているのだから。
(文=編集部)

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