コンタクトのまま寝て角膜が破裂! 3人に1人がコンタクトレンズを付けて就寝

ヘルスプレス / 2018年9月30日 8時0分

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使用者の約3人に1人がコンタクトのまま就寝

 コンタクトレンズを装着したまま一晩寝てしまった、ある男性。シャワーの後にタオルで顔を拭いていたら、左目から何かがはじけるような音が聞こえ、激痛が走った――。

 そんな症例が、米疾病対策センター(CDC)が発行する『Morbidity and Mortality Weekly Report』(8月16日号)に掲載の報告書で紹介された。

 この男性は、コンタクトレンズの使用に関連した感染が原因で角膜に重度の潰瘍ができ、穴が開いてしまったという。CDCは、コンタクトレンズを装着したまま寝ると重篤な眼の感染症リスクが6~8倍に高まるとして、警鐘を鳴らしている。

 報告書によると、この男性(59歳)で、1泊2日の旅行中にソフトコンタクトレンズを装着したまま寝てしまった。男性は「穿孔性角膜潰瘍」と診断され、緊急で角膜移植が行われた。さらに1年後の白内障手術を経て、ようやく視力が回復したという。

 報告書には他にも、コンタクトレンズを外さずに寝たことが原因で失明の危険にさらされた5人の症例が紹介されている。

 そのうちの1人、17歳の少女は、処方箋なしで購入したソフトコンタクトレンズを装着したまま寝た後、感染が原因で角膜に潰瘍ができ、右目の視力がほとんど失われてしまった。

 一方、ある57歳の男性は、約2週間にわたって同じソフトコンタクトレンズを使用し続け、その間にレンズの消毒もしなかった。その結果、両眼は細菌性角膜炎と診断され、右目に角膜移植が行われたが、左目には傷が残ったという。

コンタクト使用者の約3人に1人が就寝時に外していない

 さらに報告書では、外見を変えるためのカラーコンタクトなどのデコラティブ・コンタクトレンズの危険性を示した例も紹介されている。

 この症例は18歳の男性で、処方箋なしで購入したデコラティブ・コンタクトレンズを装着したまま寝てしまったところ角膜潰瘍を来たし、傷が残ってしまった。

 CDCによると、コンタクトレンズ使用者の約3人に1人が就寝時や昼寝の際にコンタクトレンズを外していないとみられている。

 専門家のひとりで米レノックス・ヒル病院の眼科医であるMark Fromer氏は、次のように説明している。

 「目を閉じていると眼に十分な酸素が届きにくくなるだけでなく、装着したまま一晩寝るとコンタクトレンズに付着した細菌が7~8時間かけて繁殖することになる」

 こうした眼の感染が原因で角膜に潰瘍ができると視力が低下し、治療しないと失明する場合もある。

 Fromer氏は「角膜潰瘍には失明の危険性があり、痛みも伴う。角膜の潰瘍から穿孔が生じたり、角膜に深い傷が残ってしまう場合もある」と説明。

 その上で、「私の患者にコンタクトレンズを装着したまま寝る人はいないが、もしそのような患者が来たら、すぐにそうした習慣をやめさせるだろう」と話している。
(文=編集部)

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