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元巨人の広畑塁が野球の挑戦を続けたウィーンでの生活を語る…日本の米が高価で「タイ米買ってました」

スポーツ報知 / 2021年9月15日 11時0分

広畑塁(ウィーンの空港にて、写真は本人提供)

 オーストリアのプロ野球リーグ(ABL)のウィーン・ワンダラーズと契約を結び、今季のプレーを終えて帰国した元巨人育成の広畑塁捕手(26)が、5月中旬から滞在したウィーンでの思い出を語った。「オーストリア野球奮闘記」と題して随時掲載してきたコラム第5回は最終回。今後も野球を続けることを誓った。

 みなさん、こんにちは。9月7日にオーストリアから日本に帰国しました。この先は隔離期間を経て、とりあえず国内でトレーニングを再開し海外、国内からのオファーを待ちます。まだ外に出られていないですが、久しぶりの日本はやっぱりいいですね。白米、最高です!(笑い)

 今日は僕が5月中旬から滞在したウィーンでのオフの時間、食事や観光などで思い出に残っていることについてお話したいと思います。

 まず食事について。食べられなかったものとか、苦手な物は特になかったです。ご飯は基本、おいしかったですね。レストランなど外食をした時に、その中でもハマったオーストリアフードが2つあります。

 1つ目はシュニッツェルという食べ物です。厚めに切った肉をたたき伸ばして、フライ衣をつけて揚げたものです。カツレツみたいな感じですかね。僕はその中でも種類で言うと、チキンシュニッツェルが好きでした。さっぱりしていて脂がしつこくなくて本当においしいんですよ。だいたいレストランなどではケチャップかソースが付いてきます。

 もう1つは、バーナーヴルステルという食べ物です。チーズフランクウィズベーコンとも言われるみたいですね。ソーセージにチーズが入っていて、ベーコンを巻いて焼いたものです。もうこの説明からも分かると思いますけど、そりゃうまいわなって感じですよね。どちらのオーストリアフードも注文する際に仲間におすすめを聞いて注文して食べたら好きになってしましました。

 寮で自炊も頻繁にしていました。スーパーで日本米も売っているのですが、やっぱりとても高価なものなので、お値打ちなタイ米をいつも買っていました。日本米がすごく恋しかったです!

 観光で思い出に残っているのは、シュテファン大聖堂です。とにかく、すごかった、感動しました。ウィーンのシンボルと言われている聖堂で、無料で中に入ることも出来ました。パイプオルガンが置いてあって、それが教科書で見たようなもので「スゴっ」てなりました(笑い)。横でチームメートが、これけっこう有名なんだよと言っていたので納得しました。

 世界最古の動物園にも行きましたよ!シェーンブルン動物園。世界最古だったという事実は、後からチームメートに聞かされて知ったんですけどね(笑い)。珍しい動物がいる、というわけではなかったですけど、かなり多くの動物を至近距離で見ました。パンダ、シロクマ、かわいかったです。動物園なんて、いつぶりだろ。。。ホントに久しぶりでした。

 オーストリアは海がないので、運河で泳いだのも思い出です。夏にドナウ運河に遊びに行って仲間たちと泳ぎました。水温は適温!水は底は見えているくらいきれいでしたね。気持ちよかったです。

 シーズンは最初の方は無観客スタートでしたが、あちらでもコロナが落ち着いてきたら、徐々に入場制限が緩和されました。基本、ホームゲームは自軍のファンしかいないです。ホームのファン9割、相手ファン1割くらいの比率だと思います。熱狂的なファンが多く、ホームチーム不利判定になると、すごくブーイングしてましたね。野球で判定のブーイングってあまりないと思うので、新鮮でした。

 ビックリしたのが、スポーツショップに野球用品が置いていないこと!どんなに大きなところに行っても、ないんです!ヘルメットだけはあるのですが…これは野球だけのためのものじゃないんでしょうね。野球場にもグッズショップはないんですけど、車で野球道具を積んできて、テーブルに並べて販売している人がいました。そんなこともウィーンならではだなあと感じました。

 この先も野球を続けたいと思っています。シーズンを終えてお世話になった方々へ連絡をすると、みなさんから「悔いのない選択を、どうなっても応援しているよ」と言ってもらいました。海外でプレーすると決めてから、宗さん(川崎宗則)、巨人のコーチの方々、仲間たちには、すごく支えられたので感謝したいです。

 今年、納得のいく成績を残すことはできませんでしたが、取り組んできたことやプロセスは、この先につながると思っています。結果で判断される世界ですし、「もういいんじゃない?」の声もあるかもしれませんが、野球を続けたい、そこはブレたくないと思っています。まだまだ頑張ります。

◆広畑塁(ひろはた・るい) 1995年6月17日、福岡県生まれ。26歳。東海大五(現・東海大福岡)高で甲子園出場はなし。立正大に進学し、2017年育成ドラフト5位で巨人に入団。20年オフに戦力外通告を受けた。ウィーン・ワンダラーズでは川崎宗則を慕って背番号は「52」をつける。二塁送球1・8秒の強肩と50メートル6秒2の俊足。177センチ、72キロ。右投左打。

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