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大谷翔平、2試合ぶり43号ソロで史上初の「43―43」 29球場目のアーチ 全球場制覇までマジック3

スポーツ報知 / 2024年8月31日 13時23分

◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(30日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、敵地・Dバックス戦に「1番・DH」で先発出場。2試合ぶりの43号を放った。2回には2試合ぶりの二盗で43盗塁としており、史上初の「43―43」とした。

 4点リードの8回2死だった。4番手右腕・シーウォルドの3球目、93マイル(約149・7キロ)直球を捉えた。打球速度99マイル(約159・3キロ)、打球角度32度、飛距離380フィート(約115・8メートル)で左翼席に飛び込んだ。一塁を回ったところで大谷は右手を天に突き上げた。

 これまでは42本塁打、46盗塁を記録した1998年のA・ロドリゲス(マリナーズ)の「42―42」が最高記録だったが、昨年9月の右肘手術から投手としては“リハビリ中”の大谷が上回った。チェースフィールドでは通算8試合目の出場で初アーチ。29球場(現在の各球団本拠地では27球場)目の本塁打となった。今月17日(同18日)の敵地・カージナルス戦では5回に同戦初本塁打となる38号ソロを放ち、日本人選手初の“全球団制覇”を達成したが、同初の“全球場制覇”には残り3球場とした。

 前日29日(同30日)の本拠地・オリオールズ戦では先発野手の中で唯一安打が出ず、5打数ノーヒットで3試合ぶりの無安打。それでも、フェンス際まで飛ばす大飛球が2度あり、内容は悪くなかった。愛犬・デコピンが“始球式”を務めた28日(同29日)には先頭打者弾の42号先制ソロを放ち「いい形で振れている」と話していたが、言葉通りの打撃上昇。不振と言われた8月も6月の12本に次ぐ11本目のアーチとなり、これでシーズン51本塁打&51盗塁ペース。前人未到の「50―50」も現実味を帯びている。本塁打王争いではリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に6本差とした。

 両リーグ80勝一番乗りしたナ・リーグ西地区首位のドジャースは4ゲーム差で同2位のDバックスとの直接対決4連戦。優勝争いでも大きな意味を持ちそうな初戦で、初回には右手中指の亀裂骨折から復帰した3番・フリーマンが先制2ランを放ったが、同じ“MVPトリオ”の大谷も大きな存在感を示した。

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