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藤枝明誠の篠原遼太が驚異のジャンプ力見せる…バスケU18日清食品トップリーグ・9月7日開幕

スポーツ報知 / 2024年8月31日 10時19分

金本監督(右端背中)を中心に円陣を組む藤枝明誠バスケットボール部の選手たち(カメラ塩沢 武士)

 バスケットボールのU18日清食品トップリーグが9月7日に開幕する。国内高校トップの8校が集結。県勢では男子の藤枝明誠が2年連続2度目の出場を果たす。31日に開幕(対東山戦)予定だったが、台風10号の影響で31、9月1日分はすでに、延期(代替は未定)が決定。明誠は1週間遅れの8日に八王子(東京)が初戦となる。全国デビューとなった今夏の総体で8強入りに貢献した篠原遼太(2年)がさらなる飛躍を誓った。

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 ゴール下の仕事人が、全国のトップチーム相手にぶつかる。藤枝明誠の篠原が、空中戦に絶対の自信を見せる。全国の強豪との総当たり戦も楽しみだ。「強いチームにチャレンジしたい。特に、オフェンスリバウンドで貢献したい」。186センチとパワーフォワード(PF)として決して高くはないが、助走なしの垂直跳びで70センチを誇る驚異的なジャンプ力で制空権を奪う。

 前チームまではベンチ外だった。新チームからスタメンに抜てきされ、全国デビューとなった総体では、8強入りに貢献した。金本鷹(よう)監督は「脚力もあるし、裏方の仕事をしてくれる」と、高評価。リバウンドだけでなく、ルーズボールなど泥くさいプレーでチームを鼓舞した。

 福岡出身。地元で行われた総体では親戚や友人が多数駆け付けてくれた。準々決勝では福岡第一と対戦し、前半は思うようなプレーができなかった。「ハーフタイムでチームメートに頼んで気合のビンタをいれてもらった。後半は思うようなプレーができた」。延長の末に敗れたものの、強豪相手に十分通用することを証明した。

 昨年のトップリーグは、開幕前日にセンターのボヌ・ロードプリンス・チノンソ(3年)が負傷。ゴール下のエースを欠き、結局1勝6敗に終わった。「大きなけが人もなく順調。経験だけでなく今年は白星も積み上げたい」と、指揮官。ウインター杯優勝を最大の目標に掲げる明誠が、2度目のトップリーグに向かう。(塩沢 武士)

 ◆U18日清食品トップリーグとは U18の高校世代の育成・強化の充実とリーグ戦文化で生まれる競技力向上を目指して2022年から始まり、今年が3回目。選出基準(昨年の上位チームや全国総体の成績など)を満たしたトップチーム男女各8チームが1回戦総当たりで争う。勝ち点で順位を決定。勝ちチームに勝ち点2、負けチームに同1、没収によって負けたチームは同0が与えられる。

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