「ＢＥＡＴ ＬＡ」大合唱 ナ・リーグ西地区“頂上決戦”異様な雰囲気 大谷翔平には大ブーイング

◆米大リーグ　ダイヤモンドバックス―ドジャース（３０日、米アリゾナ州フェニックス＝チェースフィールド）

　ナ・リーグ西地区首位のドジャースと４ゲーム差で追う同２位のＤバックスの直接対決４連戦は、初戦から球場が異様な雰囲気に包まれている。

　特に一塁側には多くのドジャースファンが来ているが、Ｄバックスの本拠地ということもあり、「ＢＥＡＴ　ＬＡ」（ドジャース倒せ）の大合唱が自然発生。序盤から「ＧＥＴ　ＬＯＵＤ」（盛り上がれ）、「ＭＡＫＥ　ＮＯＩＳＥ」（騒げ）といった文字がバックスクリーンに流れ、観客が大きな声で反応した。

　「１番・ＤＨ」で先発出場のドジャース・大谷翔平投手（３０）は初回の第１打席からブーイングで迎えられた。４回先頭で空振り三振を喫した際にはまるでＤバックスが得点した時のような大歓声。それだけ敵軍ファンから認められている証しでもあるが、いつも以上のリアクションが散見されている。

　試合は初回にド軍が右手中指の亀裂骨折から復帰したフリーマンの２ランで先制。しかし、Ｄバックスもその裏すぐに追いつくなど３回を終えて５―５の時点で試合開始から１時間半近くが経過していた。６回２死三塁で迎えた大谷の第４打席ではマンティプライの暴投でドジャースが勝ち越し。６回終了時点で首位のドジャースが１点をリードしている。