1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

大谷翔平待望の「ヒリヒリ」 頂上決戦&大ブーイングの中、メジャー7年目で初の勝率5割以上確定…担当記者が「見た」

スポーツ報知 / 2024年9月1日 4時30分

◆米大リーグ ダイヤモンドバックス9―10ドジャース(30日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ナ・リーグ西地区“頂上決戦”は序盤から異様な雰囲気が球場を包んだが、ドジャースが4連戦初戦を制した。米国流の盛り上がりは勝負の終盤戦でより迫力を増している。敵地のブーイングの中身と、それをものともせず結果を残す大谷の姿を、現地で中村晃大記者が「見た」―。

 4月末に来た時のチェースフィールドとは雰囲気が全く違った。ナ・リーグ西地区首位のドジャースと同2位・Dバックスの直接対決4連戦。優勝争いで重要な意味を持つ試合ということもあり、4万6606人が押し寄せた。5―5で3回を終えた時点で1時間半近くが経過。両軍合わせて13投手の総力戦。9回にはDバックスに5点差から1点差に詰め寄られたが、ド軍が接戦を制した。大谷にとってはメジャー7シーズン目で初めて勝率5割以上を確定させた瞬間だった。

 ブーイングをものともしなかった。MLBにはNPBのような鳴り物応援はないが、全てが“プレーオフ仕様”のこの日は序盤から球場演出がアクセル全開。センターの大型ビジョンには「GET LOUD」(盛り上がれ)、「MAKE NOISE」(騒げ)など、あおるような演出が初回から連発され、ほぼ満員の観客も全力で応える。この日最高気温42度を計測したアリゾナの日差しのような熱気が充満していた。三塁側から聞こえてくるのは「BEAT LA」(ドジャース倒せ)の大合唱だ。ドジャースと同じナ・リーグ西地区のDバックス、パドレス、ジャイアンツの本拠地ではおなじみのコール。大谷には初回の第1打席から大ブーイングが送られ、三振でもすればお祭り騒ぎ。スター選手だと敵地ファンからも認められている証しだが、迫力はすさまじかったが史上初の43本塁打、43盗塁を達成。重圧をはねのけた。

 大谷は今季、勝つことに飢え、エンゼルスから常勝ドジャースに移籍した。この日で81勝54敗の貯金27。残り27試合。熱望した「ヒリヒリする」9月を目の前にして、士気は最高潮。怖いものなど何もない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください