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慶大・清原正吾が卒業後の進路について胸中明かす「プロも選択肢…」 プロから豪快な一発…スカウト高評価

スポーツ報知 / 2024年9月1日 5時0分

8回、味方の適時打で一塁から本塁まで激走する慶大・清原(カメラ・堀内 啓太)

◆北海道ベースボールウィーク2024 日本ハム2軍1―5東京六大学選抜(31日・エスコンフィールド)

 西武、巨人、オリックスで通算525本塁打をマークした清原和博さん(57)を父に持つ慶大・清原正吾内野手(4年)が、日本ハム2軍を相手に豪快な一発を放った。久慈次郎氏野球殿堂入り65周年記念「北海道ベースボールウィーク2024」として31日、エスコンフィールドで東京六大学選抜と日本ハム2軍の試合が行われ、清原は「4番・一塁」でフル出場。“お祭り男”と称された父同様に2ランを含む4打数2安打と躍動した。

 打った瞬間、清原は心の中でつぶやいていた。「行ったんちゃうかな~」。1点リードの6回1死一塁。打球はきれいな放物線を描き、97メートルの位置に立つ左翼ポールの右側にそびえる高さ6・9メートルのフェンスのはるか上を越えていった。相手左翼手が途中で追うのを諦めてしまう完璧な一発。「みんなに『持ってるね~』と言われました。父親のDNAでしょうか」と笑顔を見せた。

 今年、2軍戦で2勝を挙げている背番号128の育成左腕・山本晃大の137キロ内角直球をさばいた。「インコースの真っすぐを課題にしてきた。ホームランにできたことは成長だと思います」と清原。視察した中日・八木スカウトは「詰まって不思議ないコース。すごくうまく打てていた」と感心した様子だった。

 まだリーグ戦でのホームランはないが、東京六大学連盟が主催するオールスター戦で“第1号”を放って見せた。「4番・一塁」。六大学の顔として、ファンサービスも兼ねてただ一人フル出場。8回には外角の直球を素直に中前にはじき返す安打も放った。父はプロ野球のオールスターMVPに輝くこと7度。史上最多の数字を残す。選抜チームを指揮した早大・小宮山悟監督(58)は「やはりお祭り男。素晴らしい活躍だった」とたたえた。

 14日に秋季リーグ戦が幕を開ける。卒業後の進路については「慎重に考えたい。プロも選択肢にはあります」と言葉を選びながら話した。「まずは、秋に全てを懸けたい。そして、タイミングが来た時の自分の気持ちと実績をいろいろ考えながら…」と清原。大学野球のラストシーズン。魂を込めたスイングを重ねることにより、その“答え”を求めていく。(浜木 俊介)

 ◆清原 正吾(きよはら・しょうご)2002年8月23日、東京都生まれ。22歳。慶応幼稚舎3年から「オール麻布」で野球を始め、中学ではバレーボール部、慶応高ではアメフト部でプレー。慶大入学後に野球に再チャレンジ。2年秋にリーグ戦デビュー。通算18試合に出場し、61打数15安打7打点。打率2割4分6厘。186センチ、90キロ。右投右打。

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