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本塁打王5度「じゃじゃ馬」48年に1試合15塁打の新記録 川上哲治とキング分け合い首位打者と2冠

スポーツ報知 / 2024年9月1日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第85回は青田昇。

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 豪快な打撃で「じゃじゃ馬」とのニックネームを持つのが青田昇だ。

 1924年11月22日、兵庫県生まれ。42年8月、滝川中を中退して巨人に入団した。新人ながら秋のシーズン(9~11月)で打率・389をマーク。翌43年には中島治康に代わって4番に座り、42打点で打点王となる。

 46~47年は阪急に移籍するが復帰した48年、10月14日の大陽戦で3本塁打に二塁打、シングルと15塁打の当時の新記録を樹立。本塁打は25本で川上哲治とタイトルを分け合い、最終戦で2安打し、打率は・3057。急映・小鶴誠の・3053を4毛上回り首位打者も獲得、2冠王に輝いた。

 50年に2リーグ制となり、51年も3番を任される。32本塁打、105打点で再び2冠王。初の日本シリーズは南海と対戦。第2戦で7回に左翼へ本塁打。日本一の立役者となった。

 53年に洋松(大洋)に移り54、56、57年と3度の本塁打王に輝き、阪急に在籍した59年に現役を引退した。その後、阪神、阪急、大洋でコーチを務めたのち、73年は大洋で監督。2009年に野球殿堂入り。1997年に死去した。

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