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福田ユミ、主演舞台「スープラに乗って」でシングルマザー役「いわゆる大阪のおばちゃん」弱者に寄り添い勇気づける物語

スポーツ報知 / 2024年8月31日 22時0分

舞台「スープラに乗って」で脚本・演出を担当する矢島弘一と主演の福田ユミ

 女優の福田ユミが31日、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストでスポーツ報知の取材に応じ、同所で上演中の主演舞台「スープラに乗って」(脚本、演出・矢島弘一、9月8日まで)を「一人でも多くの方に見ていただきたい」とアピールした。

 劇団「東京マハロ」の第28回公演。30年以上前に故郷の北九州から大阪を経由して上京し、ビートたけしの弟子になった劇団員・お宮の松のエピソードをモチーフに矢島が書き下ろした。大阪を舞台に、福田が演じる主人公・仁美がシングルマザーとして日々、仕事と子育てに奮闘しながら「疲れ果てて、家帰って、泥のように寝て…そしたらまた、朝になるんや」と前向きに生きる姿を描く。

 演じる仁美について、福田は「すごく明るく、元気でエネルギーがある。いわゆる大阪のおばちゃん。シングルマザーとして生き抜いてきた女性。私自身、奈良県出身で大阪の雰囲気も知っているので、イメージしやすかった」。稽古期間中には、娘役の佐竹桃華を食事に誘い、「生い立ちやどんなことを頑張って生きてきたのかを聞いて、関係が深まってきました。親子関係に注目してほしい」と胸を張る。

 矢島は「大事にしたのは、弱い人でも弱いまま生きていい社会、生きやすい社会であってほしいということ。舞台を見た人に、明日頑張ろうかなと思ってもらいたい」と強調する。あえて分かりやすい表現は避けて「際立って、ハッピーというシーンはない。それでも笑える部分もあるし、前向きになれる作品にしています。見た人がそう思ってもらえたら」。弱者に寄り添い、優しく背中を押すような作品を心掛けている。

 30日に初日を迎えると、観客から母役の福田と娘役の佐竹について「本当の親子みたい」「強くて頼もしいお母さんが良かった」と称賛の声が相次いだ。福田は「舞台でしか見られない熱さがある。温度が伝わると思います」と力を込めた。福田、佐竹のほか、小林美江、加茂井彩音、横山涼、中薗菜々子、安倍香、内谷正文、お宮の松、福澤重文、春木生、輝山立、西野優希も出演している。

 ◆「スープラに乗って」 舞台は大阪のとある街。あらゆる地方の人々がそこで働いている。主人公の仁美(福田)はシングルマザーで、一人娘の真子(佐竹)を育てるために「スープラ」として、この街で働く男たちを癒やしている―。

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