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浦和MF渡辺凌磨「甘やかす必要はない」「仕方ないで片付けたくない」 二田理央の軽率ファウルに苦言

スポーツ報知 / 2024年9月1日 1時27分

浦和・渡辺凌磨(カメラ・今成 良輔)

◆明治安田J1リーグ▽第29節 町田2―2浦和(31日・国立競技場)

 浦和はアウェーで町田と2―2で引き分けた。

 27日にヘグモ監督が解任され、スコルジャ新監督が就任して初の公式戦。この日は池田伸康コーチが暫定指揮を執った。

 前半37分、MF大久保智明の左FKをファーサイドでMF関根貴大が右足アウトサイドで巧みなシュート。相手DFに当たってコースが変わり、ゴール左へ先制点を突き刺した。「町田対策で、分析通りでした。マンツーマンで来る相手だったので、2列目から僕が遅れて入っていく形は練習していた。本当にきれいに決まった」とかみしめた。

 後半4分に自陣右クロスから失点。決定機を多く作られたが、同42分に途中出場のFWチアゴサンタナが勝ち越し点を決めた。さらに2―1の後半アディショナルタイム3分、MF松尾佑介がネットを揺らしたが、直前にFW二田理央が相手をつかんで倒すファウルがあったとして取り消された。終了間際の同8分、ロングボールに競り負けた流れから同点ゴールを許した。

 フル出場したMF渡辺凌磨は「前半はいい流れで、後半の立ち上がりで失点しましたけど、いい試合運びができた中で自分たちの強みとか、これからやっていこうっていうことが表現はできたのかなとは個人的には思ってます」と振り返った。

 一方、軽率だった二田のプレーについては「ああいうところの理央のプレーだったりっていうのも、これからちゃんと経験していってほしいし、仕方ないという言葉では片付けたくないんで、あそこはちゃんと浦和の選手で試合に出てる以上、学んでほしいなと思います」と厳しく指摘した。

 つかみかけた勝利は目前で消え、6戦勝ちなしとなった。渡辺は「もちろん勝てた試合だけど、こういう拮抗した試合は本当に小さなミスでああいう失点っていうのは招かれる。ちゃんと自分たちに矢印を向けて、ミスした選手は自分に矢印を向けてやっていかないとなとは思います。もちろんチームで救うとか、チーム競技だからっていうのもちろんありますけど、個人のところもやっぱり大事なんで、甘やかす必要は僕はないと思ってます」と言い切った。

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