【大学野球】ドラ1候補の明大・宗山塁が9回に決勝ソロ 春はけがで欠場「幸せを感じながらプレー」
スポーツ報知 / 2024年9月21日 15時39分
◆東京六大学秋季リーグ戦第2週第1日▽明大10―0東大(21日・神宮)
明大が東大に先勝した。両軍無得点の9回、今秋ドラフト1位候補の宗山塁主将(4年=広陵)が先制ソロ。キャプテンの一発を口火に、最終回は10安打10得点。東大は先発の元ロッテ・渡辺俊介氏を父に持つ渡辺向輝投手(3年=海城)が明大を8回無失点に抑える好投を見せたが、リリーフが打線につかまり、悔しい敗戦となった。
ものすごいスピードで、打球はライトスタンドに突き刺さった。決めたのは、やはりキャプテン。表情を変えずダイヤモンドを1周した宗山は、2022年秋以来の一発に「打った瞬間の感触は全然違ったもの。久しぶりに出たなと言う感じ」と振り返った。
この日はプロ併用日で延長戦はなく、引き分けでも9回で試合終了。8回まで東大の先発・渡辺をうちあぐね、散発4安打だった。9回、東大はエース・平田康二郎投手(4年=西)にスイッチ。先頭の飯森太慈右翼手(4年=佼成学園)は安打で出塁したが、盗塁死。引き分けが近づく中、打席にいた宗山は違った。「飯森が走るということは常に頭に入れている。もしアウトになっても、そこは関係なく自分からもう一回(チャンスを)作る」。高めのストレートを振り抜き、喉から手が出るほど欲しかった先制点をもたらした。視察した楽天・沖原佳典スカウトは「初戦の緊迫した場面で一発が出るのはすごい。さすが」と手放しで称賛した。
大学ラストイヤーにキャプテンに就任。しかし、春はけがの影響で5試合の出場にとどまり、ベンチから声を出した。「リーグ戦でうまくいかないときにチームでどうしていくか、どうやっていい雰囲気を作っていくかというのはずっとベンチで試合を見させてもらって感じた」と外から見て得られたこともあった。久しぶりの神宮での出場に「もう一回、グラウンドに立てることの幸せを感じながらプレーした。やっぱり当たり前じゃないなというのは強く感じたので、一球一球に魂を込めてプレーしたい」と喜びをかみしめた。
この1発で、リーグ戦通算99安打とした。あと1安打で節目となるが「結果的に100本打っていればいいかなというぐらい。求められるところでの1打に集中していきたい」。名実を兼ね備える主将がチームを優勝に導く。(臼井 恭香)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【大学野球】 大変身した東大投手陣 鈴木太陽が〝ステーキ・パワー〟で7回2失点の好投
スポーツ報知 / 2024年9月22日 20時51分
-
ドラフト1位候補の明治大・宗山塁 今季初戦で決勝HR 史上34人目の通算100安打にも王手【東京六大学野球】
日テレNEWS NNN / 2024年9月22日 8時0分
-
高橋由伸ら達成の快記録へ王手…明大のドラ1候補・宗山塁が土壇場決勝弾「一球一球に魂を込めてプレーしたい」
スポーツ報知 / 2024年9月22日 7時0分
-
明大・宗山 2年ぶり復活弾!今秋ドラ1候補、初戦でいきなり「グラウンドに立てる幸せを感じた」
スポニチアネックス / 2024年9月22日 5時3分
-
ドラフト1位候補の明大・宗山塁が先制の決勝ソロ リーグ通算100安打まであと「1」
スポニチアネックス / 2024年9月21日 13時9分
ランキング
-
1新庄監督、来季続投は「ビジョン浮かんでこない」 まずは下克上での日本一へ全力
Full-Count / 2024年9月26日 22時9分
-
2日本ハム、新庄政権で初CS進出 清宮がV弾…逆転勝ちに球場熱狂、6年ぶりAクラス
Full-Count / 2024年9月26日 20時55分
-
3“生きる伝説”が引退「ついにこの日が」 歴代最多576試合…決断に衝撃「時代が終わる」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月26日 14時30分
-
4錦織圭「完売ですって言われて、ちょっとドキッとして緊張が巡った…」チリッチ討ちの有明で爆笑あいさつ
スポニチアネックス / 2024年9月26日 22時7分
-
5大谷の盗塁能力が急きょ「C」→「A」に! プロスピ製品版最新作 開発陣「今季の活躍を見てポテンシャルの高さ確認」
よろず~ニュース / 2024年9月24日 7時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください