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元日本代表・坂田正彰氏、「フィジーはワンランク、ツーランク上」優位に立ち、最後は個人技にやられた印象

スポーツ報知 / 2024年9月21日 23時1分

日本代表・エディー・ジョーンズHC

◆ラグビー▽パシフィックネーションズカップ(PNC)2024決勝 フィジー代表41―17日本代表(21日、東大阪市花園ラグビー場)

 決勝が行われ、世界ランク13位の日本は、同10位で昨年のW杯8強のフィジーに17―41で敗戦。9年ぶりに指揮を執るエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)体制初タイトル獲得はならなかった。格上相手に後半4トライを許した。

 * * * *

 フィジーも日本同様に若いメンバーで構成されたチームだったが、今大会で日本が戦ったカナダ、米国、サモアとでは実力的にワンランク、ツーランク上だった。前半はSH藤原とSO立川が素早い攻撃を組み立てチームとして機能していた。前半を終わって10―10の得点が証明するように互角の戦いだった。

 ただ、フィジーは後半になりギアを上げてきた。前半40分で日本の力をインプットすると、フィジカル(肉弾戦)で優位に立ち、最後は個人技にやられた印象を受けた。世界のトップ10に勝つには、前半のような戦いを80分間続けられるかにかかっている。今は若いメンバーを多く起用し経験を積ませている段階。負けはしたが、チームとしてこの経験ができたことはプラスになるはずだ。今後のテストマッチへ肥やしになった一戦と信じたい。(99、03年W杯日本代表フッカー・坂田 正彰)

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