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【高校野球】白樺学園 2季連続甲子園へ完封発進…打線では苦しみ亀田監督「逆に良かったんじゃないかな」

スポーツ報知 / 2024年9月22日 7時0分

5回無失点と好投した白樺学園・神谷(カメラ・島山 知房)

◆第77回秋季全道高校野球大会十勝地区予選 ▽Aブロック1回戦 白樺学園4―0帯広緑陽(21日・帯広の森)

 開幕し、2地区で3試合が行われた。十勝地区では夏春連続甲子園出場を目指す白樺学園が4―0で帯広緑陽を下した。打線が苦しみながらも、夏の甲子園で登板したエース左腕・神谷春空(はるく、2年)ら投手陣が無失点に抑え、20年連続の地区予選突破に一歩前進した。4季連続道大会(夏は北北海道大会)出場を目指す帯広大谷は5―1で帯広北を退けた。

 優勝候補・白樺学園が“ヒヤヒヤ”発進だ。ベンチ入り14人の公立校・帯広緑陽を相手に9安打を放つも、得点は4。守備でも5イニングで得点圏に走者を背負う苦しい展開を乗り越え、亀田直紀監督(37)は「初戦は苦しい試合になると思っていた。逆にこういう試合で良かったんじゃないかな」と振り返った。

 今夏の甲子園1回戦・創成館戦(0●1)に出場した5人がスタメンに名を連ねた。経験豊富な選手が多いが、前半は相手のサイド右腕・嶋崎悠和(2年)の投球術の前に凡打の山。5回を終えて、わずか2安打。スコアボードに0が並び、「終盤は小技を使いながら戦おうと話していた」と指揮官。6回1死から2番・福島秀人三塁手(2年)がセーフティーバントで出塁すると、夏からレギュラーの3番・上一颯(いっさ)遊撃手(2年)の適時三塁打でようやく均衡を破った。

 投げては、公式戦初先発の西田澄次(2年)が3回無失点と好投。2番手・神谷は「エースがこういうピッチングをしたら後ろがついてこない。0点です」と5回6四死球の投球を反省しながらも得点は与えず、最後は3番手・谷内翔(2年)が9回を締めてリードを守り切った。

 夏から2年生主体だったが、亀田監督が「いくらいくら経験しても、ガラッとチームは変わっている。そんなにうまくいくわけない」と言うように、甲子園後の練習試合の勝率は約5割。3年生の存在の大きさを痛感しながら、短期間でチームをつくり上げてきた。視線の先には5年ぶりの秋全道頂点と2季連続の聖地を見据えるが、「20連覇が懸かっている地区をまず勝つ」と足元を見つめる神谷。先輩たちが積み上げてきた“連覇”を途絶えさせることなく、まずは20年連続の全道大会出場を決める。(島山 知房)

 ○…帯広大谷は帯広北に5-1。4番・工藤聖真左翼手(2年)が右に左に快音を響かせた。同点の3回には、2死二塁から変化球を右前に流し打つ勝ち越し打。続く5回にも右前適時打を放つと、8回は2死一、二塁から左越えの適時二塁打を放ち、3安打で4打点をたたき出した。本職は投手だが、右肘を痛めた影響で今秋は野手に専念。「まずはドームに全員で行って、優勝を目指したい」と力を込めた。

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