【高校野球】聖光学院の菊地政善一塁手が公式戦初本塁打「いい手応えでした」…福島県秋季大会

３回に２ランを放ち、笑顔でホームインする聖光学院・菊地（中央＝カメラ・秋元　萌佳）

◆高校野球◇福島県秋季大会　▽３回戦　会津０－１０聖光学院＝５回コールド＝（２１日・ヨークいわき）

　３回戦が行われ、聖光学院は投打がかみ合い、１０―０の５回コールドで会津に快勝した。

　聖光学院は圧巻の試合運びで８強入りした。２―０で迎えた３回無死一塁。３番・菊地政善一塁手（２年）が「いい手応えでした」と内角高めの直球を左翼席に運ぶ２ランを放った。打線を活気づけると、この回に一挙７得点。公式戦初本塁打に「本当に気持ち良かったし、うれしかったです」と思わず笑顔でハイタッチ。投手陣も２人がわずか１安打の完封リレーで締め、斎藤智也監督（６１）も「めったにできないくらい出来過ぎの試合でした」と振り返った。

　菊地は今夏の甲子園で２年生で唯一のベンチ入りも、３番に座った鶴岡東との１回戦（１●２）で４打数無安打に終わり、涙をのんだ。新チーム発足後は最上級生として「タイミングの取り方や打つ前の間を見直した」と技術だけでなく「後輩たちに積極的に声を掛けるようになった」と“先輩”として成長中。目標の神宮大会出場に向け「チームの勝利を第一優先に、闘争心を持って一試合一試合勝ち上がっていきたい」と力を込めた。