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元花組トップ高汐巴「風の又三郎」で初の宮沢賢治作品

スポーツ報知 / 2024年9月23日 10時0分

「稽古が今から楽しみ」と話す高汐巴

 宝塚歌劇の元花組トップスター、高汐巴は10月に宮沢賢治原作の和楽朗読劇「風の又三郎」(25~27日、東京・池袋あうるすぽっと)に出演する。「和楽」とあるのは、シンプルな朗読だけでなく、和太鼓(神谷俊一郎)、三味線(新内多賀太夫)、琴(金子展寛)の生演奏とともに展開するため。演奏が作品に奥行きを与えていく。

 高汐は「先生」を始め、子どもたちを大きく包む村の大人たちを担当。歌も披露する予定だ。「宮沢賢治作品は初めて。いまも熱心な読者が絶えないのは、色あせることのない独特の世界観があるからでしょう。小説のファンだけでなく、あまりなじみのない方も引き込めるものになるといいですね」

 1~6年生がひとつの教室で学ぶ小学校が舞台。風のように現れ、風のように去っていく謎めいた転校生・高田三郎(宮原浩暢)を巡り、感受性豊かな子どもたちの揺れ動く心象風景が描かれていく。村の少年を室たつき、生徒から一目置かれる一郎には歌舞伎俳優・市川猿弥と個性派が顔をそろえる。「初めての方ばかり。活動のジャンルも異なるので新鮮。明るく、楽しい稽古場になるのでは」と心待ちだ。

 芸能活動は52年目に入った。「全てご縁です。お仕事をいただけることのありがたみ。その感謝の気持ちは昔もいまも変わりません」。演者としてだけでなく、ウィットに富んだユーモラスな素顔も人を引きつけてきた。

 先ごろ、胆石手術で入院したという。胆石は激痛に襲われる病ともいわれるが「違和感を覚えて病院に行ったので激痛はセーフ。秋の公演前に体のメンテナンスもできた。元気な姿をお見せしますよ」とのことだった。(内野 小百美)

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