【ＤｅＮＡ】ＣＳ圏突入へ逆転勝ち ３連投で回またぎの伊勢に三浦監督「ブルペンもベンチも支えてくれた」

８回無死一、三塁、三浦監督が梶原昂希の二ゴロの間に生還した森敬斗をベンチで迎える（カメラ・堺　恒志）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　ＤｅＮＡ６―３ヤクルト（２２日・横浜）

　ＤｅＮＡは接戦を制し、ヤクルトに逆転勝ちをした。

　両軍無得点の３回。先発した吉野が九州学院の１学年後輩である村上に先制２ランを被弾。しかし、直後の裏の攻撃。１死二塁でオースティンが適時二塁打を放つと、２死二塁で桑原が左前へ同点打を放ち同点とした。

　なお２死一塁で戸柱が右中間を破る二塁打を放つと、一走の桑原が全力疾走でホームに滑り込んだ。際どい判定にアウトの判定が下されたが、三浦大輔監督がリクエストを要求すると、セーフの判定に覆り勝ち越しに成功。４回には牧の２３号ソロも飛び出し、７回には桑原の犠飛でさらに追加点を奪った。先制を許したが逆転勝ちとなり、指揮官は「すぐ裏に取れたのは流れ的によかった」とうなずいた。

　７回からは３連投となる伊勢が登板。先頭の村上に右翼線へ安打を打たれるも、右翼の梶原が好返球し二塁でアウトを取った。その後は後続を断ち、無失点。回またぎとなった８回も３者凡退で抑える好リリーフを披露した。指揮官は起用の意図について「本当は３連投で回またぎをさせたくなかったけど、最初の回の球数や質を見ても今日が１番よかった。投手コーチとも話してもう１回行かせてくれと」と説明。「リリーフが登板過多になっている中、ブルペンもベンチも支えてくれた２イニングだった」とねぎらいの言葉をかけた。