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巨人・坂本「申し訳ないです」得点圏3度凡退…阿部監督「今日は今日、明日は明日」切り替えて1差の虎と最終決戦

スポーツ報知 / 2024年9月23日 5時0分

6回1死満塁、二飛に倒れる坂本勇人(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ 阪神1―0巨人(22日・甲子園)

 首位・巨人が、2位・阪神との天王山2連戦の初戦で、球団ワーストを更新する今季19度目の完封負けを喫し、1ゲーム差に迫られた。打線は初回から拙攻続きで才木を崩し切れず、7安打を放ちながらも無得点に終わった。8回を1失点で投げ切った先発の菅野智之投手(34)は、援護なく今季ビジター初黒星となる3敗目となった。2連敗ながら優勝マジック6は点灯したまま。グリフィン、高橋の左腕対決となる23日の今季最終戦は、4年ぶりリーグ優勝へ試練の一戦となる。最短Vは27日。

 天王山で苦杯をなめさせられた。首位決戦の甲子園は序盤から大歓声に包まれ、トーナメントの決勝戦かのような異様な雰囲気。負けられない一戦で首位・巨人は本塁が遠かった。4イニングで得点圏に走者は進めた。阿部監督は「そうだね。まあそれ言っててもしょうがないからね。負けは負けだ」と悔しい結果を受け止めた。2位・阪神との直接対決2連戦初戦に敗れ、差は1ゲームに縮まった。

 初回無死二塁、浅野のバントは投手正面に転がり、二塁走者の丸が二、三塁間に挟まれタッチアウト。二塁を狙った浅野もアウトで併殺となった。2回無死一、二塁では6番・坂本が浅い中飛で走者を進められず。4回1死一、三塁では坂本が初球で二飛。6回無死満塁からは長野が投飛、坂本が二飛、門脇の代打・大城卓が中飛に倒れた。難敵・才木を追い詰めながらも7回無失点に封じられた。

 得点圏で計3度凡退した坂本は6回の守備から途中交代。「申し訳ないです」と敗戦の責任を背負った。阿部監督はベンチに下げた判断について「打順の兼ね合いとかもあって」と説明した。7回は先頭の小林に代打・モンテスを起用。菅野が続投する中で捕手を代えて攻撃に転じたが、8回1失点で気迫の完投の菅野を援護できず、球団ワーストを更新するシーズン19度目の完封負け。0―0の引き分けを含めると21度目の無得点試合となった。

 優勝マジック6で迎えた前日21日はマツダで広島に逆転負けを喫し、守備でミスして9回に三振で最後の打者になった浅野が打席内でひざまずき悔しがった。一夜明け、阿部監督は「それでいいんだよ」と反骨心に期待。昼間の雨のため甲子園室内で行った練習では身ぶり手ぶり打撃指導した。19歳はバントミスはあったが、6回先頭で左中間二塁打。試合前の円陣で「ミスは野球でしか取り返せないと思うので、今日絶対にやってやります」と声出しした通り、燃えたぎる闘志を見せた姿は収穫だった。

 対照的に阪神は21日に横浜でDeNAとの延長戦を制して勢いに乗っていた。この2日間で両チームのゲーム差は「3」から「1」に。巨人はこれで今季の阪神戦が11勝12敗1分け、甲子園では3勝8敗1分けとなった。23日、祝日の月曜日の甲子園デーゲームがレギュラーシーズン最後の伝統の一戦。勝てば2差で優勝マジック4、負ければゲーム差なし。ペナントの行方を占う大一番になる。

 残り7試合。切り替えるしかない。「そうですね。それしかないので。今日は今日、明日は明日でいきます」。大熱狂の甲子園で絶対に勝つ。(片岡 優帆)

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