Ｃ大阪、連敗脱出 約３か月ぶり勝利 ５バックで逃げ切り 小菊昭雄監督「１週間は守備を徹底的に」

C大阪・小菊昭雄監督

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第３１節　湘南１―２Ｃ大阪（２２日・レモンガススタジアム平塚）

　Ｃ大阪はエースのＦＷレオセアラの２ゴールで、連敗を４で止めて６月３０日の名古屋戦以来約３か月ぶり、９戦ぶりの勝利をつかんだ。湘南に先制点を許したが、前半２１分には右サイドからＭＦルーカスフェルナンデスのラストパスを、レオセアラが中央で合わせて同点に。さらに同２４分、ＤＦラインからのロングパスに抜けだしたレオセアラが、ヘディングで相手ＤＦの前に出したボールに体をねじ込むと、ＧＫとの１対１を冷静に決め、逆転に成功した。

　後半は湘南に押し込まれ、後半１０分にはＦＷ北野に代えてＤＦ進藤を投入して５バックに。ラインを深く押し下げられて何度もピンチを迎えたが、ゴール前を固め、湘南の決定機逸にも助けられてしのぎきった。試合後の会見、小菊昭雄監督は「湘南のスタイル、アウェーということを考えると、今日のゲームは守備がポイントになると考え、もう一度私たちの粘り強い守備を１週間共有してきました。失点の後も折れず、同点、逆転できたことは成長を感じます」と選手達をたたえた。４連敗中で計１３失点を喫した守備には改善の兆しは見えたが「私の今の反省点としては、守備で奪ったボールを自分たちでゲームコントロールできるような攻撃はプラスアルファしていきたい。先週１週間は守備を徹底的にやりましたので、そこは次の（柏）レイソル戦に向けて攻撃のところもやっていきたい」と語り、この勝利をきっかけにチームを立て直していくことを誓った。