左ふくらはぎ痛で離脱中の千賀滉大、新たに上腕三頭筋の張りで今季終了か 前日リハビリ登板も…苦難の年に

◆米大リーグ　メッツ―フィリーズ（２２日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝シティフィールド）

　左ふくらはぎの張りで負傷者リスト（ＩＬ）入りしているメッツ・千賀滉大投手（３１）が新たに上腕三頭筋の張りを訴え、レギュラーシーズン中の復帰を断念する見通しであることが２２日（日本時間２３日）、明らかとなった。

　地元放送局「ＳＮＹ」によると、この日の試合前にメンドーサ監督が「千賀は昨日の登板後に上腕三頭筋の張りを感じた。彼のレギュラーシーズンは終わった」と明かした。千賀は前日２１日（同２２日）に傘下３Ａシラキュースでリハビリ登板に臨み、１回無安打無失点２奪三振。最速は９４・９マイル（約１５２・７キロ）を計測し、順調にいけば２７日（同２８日）の敵地・ブルワーズ戦からメジャーに合流する見通しだった。

　ナ・リーグ東地区２位のメッツはワイルドカードでのプレーオフ進出を争っており、救援起用も含めた千賀の復帰は一つの“上がり目”だった。メジャー１年目の昨季は１２勝を挙げ、今季はエースとして期待されながらキャンプから右肩痛で長期離脱。復帰登板となった７月２６日（同２７日）のブレーブス戦では６回途中２失点で日米通算１００勝目をマークしたが、左ふくらはぎを痛めて緊急降板し、重度の肉離れの診断を受けていた。