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三笘薫悔しい!内容で圧倒しながらまたもドロー「詰めの甘さ」「勝ち切れない」と試合後に厳しい言葉

スポーツ報知 / 2024年9月23日 6時49分

◇プレミアリーグ第5節 ブライトン2-2ノッティンガム・フォレスト(9月22日、英国・ブライトン・ファルマー・スタジアム)

 2024年9月22日、英国ではプレミアリーグの第5節が前日に引き続き2試合行われ、日本代表MF三笘薫(27)が所属するブライトンはホームで前節のアウェイ戦でリバプールを破って意気上がるノッティンガム・フォレストと対戦。ともにこれまで4戦2勝2分で負けなしの勝ち点8と好調。三苫はこの対戦でも定位置の左サイドで先発。開幕から5戦連続でスターティングメンバーに名を連ねた。

 ブライトンがホームで終始相手を圧倒する試合をした。三笘は左サイドで躍動。得意のドリブルで再三チャンスを作り、多彩なパスを放ってスタンドを魅了した。

 試合データーを見てもポゼッションはブライトンが70.4%で圧倒。14本のシュートを放ち、そのうち3本を枠内に集めて2点を奪った。

 ところがこの内容で結果は2-2ドロー。しかもノッティンガム・フォレストは後半38分に退場者を出していた。

 「勝てる試合でしたけど、プレミアの前節のような感じの印象は残ってますし。最後のところで甘さが出てるんで。そこは受け止めないといけないと思います」

 前節のイプスウィッチ戦も68.6%のポゼッションを奪い、21本のシュートを浴びせて圧倒したが0-0のスコアレスドロー。2試合連続で露呈した勝ち切れない”甘さ”に、三笘が試合後唇を噛んだ。

 しかし見せ場は十分に作った。前半13分にPKで1点を失った後、同42分に同点に追いついたヒンシェルウッドのヘディング・ゴールは、三笘が左サイドを深く破って放ったクロスが逆サイドに流れて、そこからヘッケが蹴り込んでアシストしたもの。

 そして前半45分の逆転弾となったウェルベックの直接フリーキックは、三笘がPA内に鋭く侵入しようとした危険なドリブルをなりふりかまわぬ反則で阻止されて得たものだった。

 また三笘のファーストタッチの出来は素晴らしく、強いボールを足元に収めて、すぐさま前に出た。絶好調に見えたが、個人のプレーの質の高さについては「そこは重要じゃない」とばっさり。それから「最後のところでいかに仕事ができるか。シュートもほぼ打ててないですし、ゴール前にもなかなか行けてないんで、そこが大事かなと思います」と話して、直接ゴールに絡めなかった試合を悔やんだ。

 また後半ワンチャンスから同点に追いつかれたことに関しては「失点しなくていいような失点が続いてる。全員の責任だと思いますけど、1人1人が責任感じゃないですけど、チームのために走れてないところもあると思う。そこはしっかりとやらないとなと思います」と苦言を呈した。

 次は強豪チェルシーとの対戦。開幕戦はマンチェスターCに0-2の完敗でスタートしたが、その後は3勝1分で立ち直った。ブライトンはクラブ史上初となるプレミアリーグでの開幕5戦無敗を記録したが、勝たなければならなかった試合でドローが3戦続き、最後に三苫は「ほんとにこういう勝ち切れない試合が続くと、(相手が)強豪になった時に、そこは響いてくると思う」と語って、次戦の強い相手をしっかりとにらみつけていた。

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