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【巨人】0-0の緊迫した投手戦 グリフィンは5回4安打無失点で降板「自分の仕事はできた」

スポーツ報知 / 2024年9月23日 15時30分

5回を終え無失点のグリフィン(カメラ・義村 治子)

◆JERA セ・リーグ 阪神―巨人(23日・甲子園)

 リーグ優勝の行方を大きく左右する大事な一戦は5回まで両チーム無得点の投手戦となっている。巨人はグリフィン投手が来日初の中4日、今季7勝目を目指して先発。1回、2回、3回と得点圏に走者を背負ったが無失点に抑えるなど5回4安打無失点と粘投している。打線は阪神の先発・高橋遥人投手に2安打無得点に抑えられている。

 グリフィンは1回、先頭の近本光司外野手に左前打を打たれ、中野拓夢内野手の送りバントで1死二塁。森下翔太外野手はボテボテの二ゴロで近本は三塁へ進み、大山悠輔内野手は四球で2死一、三塁とピンチを迎えたが、佐藤輝明内野手を空振り三振に打ち取った。

 2回は1死から梅野隆太郎捕手に右翼線安打、2死となってから投手の高橋の高いバウンドの当たりが遊撃内野安打になり2死一、二塁とされたが、近本を投ゴロに仕留め無失点。

 3回は先頭の中野に死球を与え、エンドランでの森下の投ゴロで1死二塁、大山の遊ゴロで2死三塁となったが、佐藤輝を2打席連続で空振り三振に打ち取り、ピンチをしのいだ。

 打線は3回1死から門脇誠内野手がチーム初ヒットとなる中前打で出塁。グリフィン投手は送りバントを決め2死二塁としたが、丸佳浩外野手は空振り三振。

 4回は、浅野翔吾外野手が右前打を放ち、ようやく先頭打者が出塁したが、吉川尚輝内野手はスリーバント失敗(三振)で送れず、岡本和真内野手は遊ゴロ。併殺にならず岡本和が一塁に残ったが、大城卓三捕手は空振り三振に終わった。

 グリフィンは4回、浅野のファインプレーに助けられた。2死からの木浪聖也内野手の打球は右中間を破るかという大きな当たり。浅野は打球に一直線に走り、軽くジャンプしながらキャッチ。捕球した後は芝生の上でクルリと一回転した。グリフィンはベンチ前で浅野をハイタッチで迎えた。5回は2死から中野を左前打で出したが、森下を三ゴロに抑え無失点を続けた。グリフィンはこの回で降板。「先に点を与えないことだけを考えて初回から全力で投げたよ。0(ゼロ)に抑えられて良かったし、自分の仕事は出来たと思う。あとはチームが勝つためにベンチで応援するよ」とコメントした。

 またグリフィンの投球について、杉内俊哉投手チーフコーチは「ランナーは出しているけど状態良いね。チームの為に今自分が出来ることをしっかりやってほしい。長いイニングは考えずに1イニングずつ勝負していってほしい」と話した。

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