【中日】パリ五輪金メダルのレスリング・藤波朱理が始球式 「プロ野球選手がうらやましいなと思った」

始球式を務め、ドアラと記念写真を撮った女子レスリングの藤波朱理

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　中日―広島（２３日・バンテリンドーム）

　パリ五輪レスリング女子５３キロ級で優勝した藤波朱理（２０）＝日体大＝が始球式を務めた。

　試合前に立浪監督から手渡された背番号「１」のユニホーム姿を着用して登場。自身は中学２年時から１３７連勝を誇るだけに、投球前には「１３７キロを目指して頑張ります」と話していたが、ワンバウンド投球となったボールは球速５０キロを計測した。「ボールを投げたのも久しぶり。オリンピックよりも緊張したけど、練習で教えてもらったことは出せたかな」と笑った。

　始球式前には高橋宏と松山からレクチャーを受けた。３６０度からファンの視線を集めて上がった初めてのマウンドに「レスリングでは、こんなにたくさんの人の前で試合をすることはあまりないので、プロ野球選手がうらやましいなと思った。いつかレスリングも、たくさんの人が集まって応援してくれる競技にしたい」と話した。