【広島】森翔平が１失点完投負け…打線が６７年ぶりシーズン２４度目の無得点 ５・１７以来の貯金１に

広島・新井貴浩監督　

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　中日１―０広島（２３日・バンテリンドーム）

　広島は、打線が意地を見せられずに今季２１度目の完封負け。中日先発の２１歳右腕・松木平に７回まで１安打２四球で二塁すら踏めず、リリーフ陣も攻略できなかった。３度の０―０引き分けを含め、シーズン２４度の無得点試合は１９５７年の２５度に次ぐ球団ワースト３位の屈辱となった。

　先発・森翔平投手は、５回まで２安打投球で無失点。０―０の６回は高めに浮いたチェンジアップを見逃してくれなかった。２死から福永に左前打を許し、続く石川昂にフルカウントからの７球目を右中間に運ばれた。痛恨の適時二塁打となり、これが決勝点となった。３年目左腕は昨年８月２５日のヤクルト戦（マツダ）の６回１／３が最長だった。１失点の好投も完投負けとなった。

　今季苦手の中日に痛恨の連敗で、０７年以来１７年ぶりのビジター１０連敗。今季最大で「１４」あった貯金は、５月１７日以来の「１」にまで減った。ＣＳ進出に向けて、厳しい戦いが続く。