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ソフトバンクが4年ぶり20度目のリーグ制覇 小久保監督8度舞った

スポーツ報知 / 2024年9月23日 21時19分

胴上げされる小久保監督(カメラ・中島 傑)

◆パ・リーグ オリックス4―9ソフトバンク(23日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが4年ぶり20度目のリーグ制覇(南海、ダイエー時代含む)を果たした。マジック1としていた首位チームはオリックス戦(京セラD)の試合中、2位の日本ハムが4―6で西武(ベルーナD)で敗れたため、優勝が決定した。ソフトバンクはその直後にオリックスを9―4で下し、優勝に花を添えた。

 就任1年目の小久保裕紀監督(52)のもと、開幕6戦目の4月4日に首位に立つと、トップを譲ることなく、走り切った。10月16日からは本拠地で、クライマックスシリーズ(CS)最終ステージに臨む(ソフトバンクに1勝のアドバンテージ)。

 ソフトバンクは4年ぶりの優勝にマジック1でオリックス戦を迎えた。試合前の小久保監督は泰然自若としていた。前夜はナイターで日本ハムが負ければ優勝の状況で、デーゲームで勝利後に大阪に移動したが、V決定はお預け。「部屋でビールを飲みながら(BS放送を)見ていました。すぐ寝ました。皆さんが思うほど心は、ざわついていないので。至って平常です」と試合前練習を見守った。

 初回、ベテランの中村晃が先制点をたたき出した。2死一、二塁、オリックス・才木から右前に運んだ。近藤が右足首の捻挫で離脱した2戦目から、5試合連続の5番打者で仕事を果たした。

 先発マウンドに上がったのは石川だ。経験豊富な32歳の右腕だが、初回は先頭に四球を与えると、2死一、二塁、西川に中越えの逆転二塁打を打たれた。

 大阪は前身の南海ホークスの発祥の地だ。そして、ブース席で見守った王会長と、小久保監督の師弟にとって忘れられない“事件”もあった。最下位で96年5月9日の近鉄戦(日生)に敗れた試合後、ファンが帰りのバスを取り囲み生卵をぶつける暴挙に出た。「暗いバスだった。僕は王監督をずっと見ていた。逃げないし、堂々としていた」とスポーツ報知のインタビューで明かしたことがある。「卵をぶつけられるような野球をやっているのは俺たちなんだ。あの連中に喜んでもらおうよ」と毅然とナインに呼びかけた姿は、今も胸に刻まれている。

 4回、ソフトバンク打線がつながった。2死一、三塁で川村の内野安打で同点。さらに2死一、二塁、周東が左中間に勝ち越しの2点三塁打を放った。続く5回にも柳町の2点二塁打と、川村の適時二塁打で3点を加えた。

 2回以降は無失点の石川が、6回につかまった。2死二塁、来田に2号2ランを許すと、続く内藤に内野安打を許し、降板した。

 だが、タカ打線は8回、川村、周東の連打から敵失も絡み2点を追加。9回の守備時に、2位・日本ハムが西武戦(ベルーナD)に敗れ、優勝が決定。直後に9―4で試合終了を迎え、小久保監督が大阪で8度、宙に舞った。

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