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【高校野球】今夏の甲子園16強の石川・小松大谷が北信越大会へ…新1番・嶋田空駕が3安打、2打点

スポーツ報知 / 2024年9月23日 18時7分

3安打を放った小松大谷の1番・嶋田

◆秋季高校野球石川県大会 ▽準々決勝 小松大谷10-2金沢市工=7回コールド=(23日・金沢市民)

 秋季石川県大会の準々決勝が行われ、今夏の甲子園で16強入りした小松大谷が、10-2の7回コールドで金沢市工を下し、北信越大会(石川・10月12日開幕)出場を決めた。エース左腕、中田凛(2年)が6安打、2失点(自責点1)と好投すれば、新1番の嶋田空駕二塁手(くうが、2年)がチームトップの3安打、2打点と活躍した。嶋田は「先頭打者なので、出塁と思いっきりスイングすることを意識している。全員でプレーできました」と笑顔で振り返った。

 “雨中ノック”も実を結んだ。今大会1か月前の練習では、大雨の降る学校グラウンドでノックを実施。水たまりもできる中、西野貴裕監督の厳しいノックを受けた。二塁手の嶋田は「雨が降って、グラウンドはグチャグチャ。ドロドロの中でプレーするのは嫌だったけど、イレギュラーな状況でも調子の波を作らずにやっていこうと話し合いました」と全員が参加。この日も雨上がりの人工芝で滑りやすかったと言うが、上手く対応して、先発したエースを盛り立てた。

 目標の北信越大会優勝に向け、嶋田は「甲子園でのプレーを経験し、全国のレベルを肌で感じた。チーム全員で勝利したい」と決意。チーム一丸となって、夏春連続甲子園を目指す。(中田 康博)

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