Ｓａｒｅｅｅ、「ダブルヘッダー」でウナギ・サヤカに完勝「お前とはプロレス観が１８０度違うんだよ」…９・２３かわさき

Ｓａｒｅｅｅ

◆女子プロレス「ＳＥＡｄＬＩＮＮＮＧ　ＫＡＷＡＳＡＫＩ　プロレス祭り２０２４」（２３日、神奈川・カルッツかわさき）

　女子プロレスの「ＳＥＡｄＬＩＮＮＮＧ」は２３日、神奈川・川崎市のカルッツかわさきで「ＫＡＷＡＳＡＫＩ　プロレス祭り２０２４」を開催した。

　メインイベントでＳＥＡｄＬＩＮＮＮＧ　ＢＥＹＯＮＤ　ＴＨＥ　ＳＥＡ　Ｓｉｎｇｌｅ王者のＳａｒｅｅｅがウナギ・サヤカと３度目の防衛戦を行った。

　Ｓａｒｅｅｅは、この日、正午過ぎに「マリーゴールド」後楽園ホール大会で高橋奈七永と１５分時間切れ引き分けの激闘を展開し、そのまま川崎へ直行。午後４時過ぎのゴングでＳａｒｅｅｅは強烈な顔面へのドロップキック２連発を串刺し。髪の毛をつかみながらの投げの連続でキラーぶりを発揮した。ウナギも場外戦で逆襲し、Ｓａｒｅｅｅが高橋戦で痛めた足を攻めて抵抗した。しかし、実力で圧倒するＳａｒｅｅｅが最後は１３分５９秒、裏投げで沈めＶ３を達成した。

　試合後、リング上でマイクを持ったＳａｒｅｅｅは、ウナギへ「私、お前とはプロレス観が１８０度違うんだよ。お前とわかり合えることなんて一生ないと思う。だけど、こうやってお前、まだまだ弱っちぃのにこうやって乗り込んできてベルト挑戦。そこだけは認めてやるよ。その覚悟」と言葉を投げかけ「これで終わりじゃないよな。お前なら来るよな。その時は今日以上にボコボコにしてやるよ。せいぜいがんばれよ」と呼びかけた。

　これにウナギは「私たちのプロレスはマジで１８０度違う。でもきっとこれだけは一緒のこと思っているはずだよ。本物の戦いをするのは、Ｎｅｔｆｌｉｘ（ネットフリックス）じゃねぇよな。ウチらの仕事だよな」と現在、配信放送中の「極悪女王」を引き合いに出し「私は４月２６日両国国技館、そいつを連れて行く」と来年４・２６両国での自主興行までにベルト奪取を誓った。

　この発言にＳａｒｅｅｅはウナギとにらみ合うと強烈な蹴りとストンピングでウナギを制裁した。さらにＶＥＮＹがリングに乱入し「お前がつまんないって言っているんだ」とＳａｒｅｅｅを罵倒し乱闘に発展。ベルト挑戦も表明しないＶＥＮＹへ「中途半端に暴れやがって、やるならもっとメタメタにしていけよ！バカ！」と吐き捨てた。さらに、リングインした若手選手へ一人一人に「何をやりたいんだ」に問いかけた。その光景は、アントニオ猪木さんが２００２年２月１日に新日本プロレスの札幌大会で蝶野正洋らに問いかけた「猪木問答」のよう。ダブルヘッダーの９・２３。Ｓａｒｅｅｅが「女猪木」への階段をさらに昇った。