【大学野球】ドラフト候補・篠木健太郎が投打で活躍!試合前にバッテリーを組む後輩にかけた一言
スポーツ報知 / 2024年9月23日 19時3分
◆東京六大学秋季リーグ戦第2週第3日▽法大4―2立大(23日・神宮)
法大が立大に逆転勝ちし、1勝1敗1分けで4回戦に持ち込んだ。中1日で先発したドラフト候補右腕・篠木健太郎投手(4年=木更津総合)が9回5安打2失点で完投。1点を追う8回には自ら決勝の2点適時三塁打を放った。
投げて打って走った。1点を追う8回1死一、二塁。「勝つという気持ちだけで振り抜いた」という篠木の打球は左中間を割り、2人が生還。「(チームを)引っ張らないといけない自覚はある。気持ちが出ちゃいました」と三塁に頭から滑り込んだ。 2日前の第1戦でも122球を投げていたが、球威は最後まで衰えず9回132球で完投。「勝負で燃えるタイプ。ギリギリになればなるほど楽しい」。心強い右腕の力投がチームを崖っぷちから救った。ヤクルト・吉田大成スカウトは「春は疲労があれば四球から崩れていた。今日は崩れることなく修正していた」と成長を評価した。
第1戦と同じく、バッテリーを組んだのは木更津総合時代からの後輩・中西祐樹捕手(2年)。中西は「試合前から『全部責任は俺がとるから』と篠木さんが言ってくださっていた。自分は思いきってやるだけ。勇気をもらってプレーできています」と先輩の頼もしい一面を明かした。高校時代はバッテリーを組んだことはないというが、「(高校に)入った頃からいろいろなことを気軽に聞ける存在だった。バッテリーも組みやすい」と相性ばっちりだ。
リーグ戦もまだ始まったばかり。篠木は今後に向け「勝ちにこだわって、また中西といい試合を作っていきたい」と静かに闘志を燃やした。
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