【高校野球】聖隷クリストファー高部陸が１失点完投 ４強進出…秋季静岡県大会

１失点で完投した聖隷クリストファーの高部陸

◆高校野球◇秋季静岡県大会　▽準々決勝　聖隷クリストファー４－１常葉大橘（２３日・ちゅ～るスタジアム清水）

　聖隷クリストファーは常葉大橘を下し、４強進出を果たした。聖隷の１年生左腕の高部陸が１失点完投し、常葉大橘の秋山創大（２年）との左腕エース対決を制した。「同じ左同士、ここは自分が抑えて勝ってやろう」と闘志全開。８回２死三塁で捕逸により、１点を失ったが、序盤から外角ギリギリを攻めて５安打５三振３四球、最少失点で切り抜けた。「自分てきには（ちゅ～るスタジアム清水球場の）マウンドの傾斜が合わなくて最初は苦戦したが、その中でも修正して投げられたことはよかった」。最速１３７キロの直球で押し、カットボールを効果的に使っていった。

　今夏県準優勝をリリーフで経験した高部は新チームになってから県予選含む６試合中５試合で先発し、いずれも完投で、計４３イニングを投げ２失点。次戦２８日の準決勝では今夏県決勝で敗れた掛川西と対戦する。「自分が抑えることによって守備から流れを作る野球をしていきたい」と気合を入れた。