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【阪神】1か月半ぶりの完封負けで初のリーグ連覇は絶望的 岡田彰布監督は記者会見行わず 得点圏打率3割台の4人衆が不発

スポーツ報知 / 2024年9月24日 5時0分

8回、交代を告げた岡田彰布監督(カメラ・義村 治子)

◆JERAセリーグ 阪神0-1巨人(23日・甲子園)

 最後の直接対決で2差に戻り、初のリーグ連覇は絶望的だ。阪神・岡田監督は1敗の重み、悔しさを全身で受け止めるように無言でロッカーへ。記者会見は行わなかった。初回から3回を含む5度の得点圏を逃し、8月14日の巨人戦(東京D)以来、1か月半ぶりの完封負け。才木が何度もピンチで粘り、菅野からワンチャンスで1点を奪った前夜と真逆の形で敗れた。

 初回1死二塁で森下が二ゴロ。2死一、三塁で佐藤輝が空振り三振に終わると、2回2死一、二塁で近本が投ゴロに倒れた。3回も1死二塁で大山が遊ゴロの後、2死三塁で佐藤輝が空振り三振。直近2度の対戦はKOしたグリフィン攻略に寸前で失敗した。6回はケラーから先頭の大山が左中間二塁打を放ったが、佐藤輝が中飛。得点圏打率3割台の4人衆が仕事場で封じられ、佐藤輝は「悔しいです」と繰り返し、うつむいた。

 4打数無安打の森下は目が充血。「切り替えて頑張ります」と振り絞ったが、残り5試合で道が開くかは巨人次第だ。開幕前から指揮官が「とにかく連覇。その後はどうでもいいくらい」と臨んだ唯一無二の目標。9月は2度の5連勝など13勝5敗で巻き返してきたが、自力ではどうすることもできなくなった。(安藤 理)

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