通算６度目…坂本勇人、長嶋茂雄に次ぐ勝負強さでリーグ優勝に大きく近づいた【巨人記録室】

７回無死一、三塁、代打・坂本勇人が右前適時打（カメラ・相川　和寛）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　阪神０―１巨人（２３日・甲子園）

　２２日にスコア０―１で敗れた巨人が、阪神との最終戦に今度は１―０で勝利。このカードの対戦を１２勝１２敗１分けで終え、２１年から続いていた負け越しを３年連続でストップさせた。

　７回に坂本が代打で決勝の先制タイムリー。１―０試合での勝利打点は、１６年６月１日のオリックス戦以来、通算６度目。巨人で１―０Ｖ打の多い打者は

（１１）川上哲治　（６）国松　彰

（８）長嶋茂雄　（６）坂本勇人

（７）王　貞治　（５）山倉和博

（６）中島治康　（５）原　辰徳

（６）広岡達朗

　坂本が４位タイになる。

　代打での勝利打点は、０７年９月６日の中日戦（ナゴヤＤ）延長１２回にプロ初安打で記録した勝ち越し２点打、１６年９月８日阪神戦（甲子園）８回の逆転３ランに次いで、通算３度目。１―０試合では初。今年６度目の代打起用で初めて打った安打が、優勝の行方を左右する貴重な一打となった。（阿部　大和）