フィリーズが１３年ぶりにナ・リーグ東地区制覇！ 本拠でカブスを下して歓喜の輪を広げる

◆米大リーグ　フィリーズ６―２カブス（２３日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア＝シチズンズバンクパーク）

　フィリーズがカブスを６―２で下し、２０１１年以来１３年ぶりにナ・リーグ東地区優勝を決めた。

　優勝へのマジックを１として迎えた一戦。２回にリアルミュートの２ランで先制すると、３回にもシュワバーの中越えソロなど小刻みに加点して６回までに６点のリードを奪う。今季１２勝をマークしているＡ・ノラが先発し、７回途中２失点と試合を作ると、救援陣もリードを保ち、最後は昨季エンゼルスで大谷の同僚だったエステベスが試合を締めた。

　今季のフ軍は２桁勝利投手が４人と先発陣が安定。打線も１番に入ったシュワバーがメジャー記録となるシーズン１５本の初回先頭打者弾を放つなど活躍。主砲ハーパーらも存在感を発揮し、昨季までリーグ６連覇中だったブレーブスやメッツを振り切った。

　カ軍は鈴木が「３番・指名打者」で出場し、６回２死一塁から好機を広げる左翼線二塁打を放ったが、４打数１安打に終わった。マウンド付近に広がったフ軍の歓喜の輪を見つめる結果となった。