錦織圭 世界ランキング「トップ１００には戻れる」、トップ１０は「ワンチャンある」

錦織圭

◆男子テニス　▽木下グループ・ジャパンＯＰ前日会見（２４日、東京・有明コロシアム）

　テニスの元世界ランキング４位で６年ぶりの出場となった錦織圭（ユニクロ）が、２５日に開幕を控える木下グループ・ジャパン・オープンの会場で会見を開いた。５月の全仏で本格的な復帰を果たし、６年ぶりの大会出場には「楽しみと緊張感がある。いい結果を残したいが、一試合一試合、長く勝ち進めたら」と、まずは１回戦突破に集中だ。

　８月のナショナルバンクＯＰ（モントリオール）では、２回戦で世界１１位のチチパス（ギリシャ）を破るなど、４大大会に次ぐレベルのマスターズ大会で８強入り。全米はスキップし、イタリアのツアー下部大会２試合にも出場した。

　復帰後、トップ１０から３００位ぐらいまでの選手と対戦し、「１００位以内は入れる」と、現在の自身の立ち位置を分析。「まだ簡単なアンフォーストエラー（凡ミス）があるので、それを直せば、トップ１０にもワンチャンある」と、金星も現実となっている。

　錦織は１回戦で元世界３位のマリン・チリッチ（クロアチア）と対戦する。１４年全米オープン決勝の再現となる。対戦回数は過去１５回で、錦織から９勝６敗だ。