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卒業決めた宝塚歌劇星組トップ・礼真琴が語る“黄金の第95期”―雪組次期トップ・朝美絢には「自分が残せるすべてを、あーさに」

スポーツ報知 / 2024年9月24日 13時29分

来年8月での退団発表会見に出席し、金びょう風の前で手を振る宝塚歌劇星組トップスター・礼真琴(カメラ・筒井政也)

 来年8月10日付で宝塚歌劇団を卒業することが決まった星組トップスター・礼真琴(れい・まこと)が24日、大阪市内のホテルで、退団発表会見に出席。近年の宝塚で「黄金世代」と呼ばれる第95期生の仲間について語った。

 礼は2009年4月に首席入団。会見では「首席はたまたま。しっかりしなきゃという思いもありましたけれども、仲間がいてくれたおかげ。『私が首席、付いて来い!』というタイプではないです」と笑った。

 同期には5月に退団した前花組トップ・柚香光(ゆずか・れい)、7月に卒業した前月組トップ・月城かなと、次期雪組トップに決まった朝美絢(あさみ・じゅん)のほか、トップ娘役でも元月組・愛希(まなき)れいか、元宙組・実咲凜音(みさき・りおん)、元星組・妃海風(ひなみ・ふう)がいる豊作世代だ。

 宙組にも来年4月で卒業するトップ・芹香斗亜(せりか・とあ)の次を担う位置に桜木(さくらぎ)みなとがおり、専科にも星組時代に盟友だった瀬央(せお)ゆりあ、水美舞斗(みなみ・まいと)、輝月(きづき)ゆうまが在籍。星組にも、頼れるひろ香祐、紫(むらさき)りらがいる。

 礼は「同期という存在はいつまでたっても不思議で、家族より一緒にいる時間が長い学校生活を過ごして。劇団に入って5組にそれぞれ別れてしまっても、離れている気がしない。同期なんだなと毎回感じておりました」と、しみじみ。時をへて「それぞれ責任ある立場を担うようになって、自分自身も主演という立場になった時、柚香光ちゃんが同じ立場に立って、一緒に立ち向かってくれることがどれだけ本当にありがたいことだったか。後に月城も同じ立場として、組を越えてお話でき、助けてくれた。2人の卒業を自分が在籍している間にしっかり見送らせていただいた」と、先に卒業した2人にも感謝。

 また「その次に主演という立場が決まっている朝美絢にも、自分が残せるすべてをあーさ(朝美の愛称)に」と両手を勢いよく差し出すポーズを笑顔で決め、バックアップすることを約束した。

 退団の報告は「れいちゃん(柚香)、れいこちゃん(月城)には直接電話をもらったので、個人的に2人に報告させてもらって、朝美絢にも電話で。卒業していった大切な同期にもLINEで報告させてもらいました。その時の皆の反応もですが、やっぱり95期でよかったなと。何回思ったかわからないですけどね。本当に95期で幸せだな」と、苦労を共にした仲間のありがたみを改めて実感した。

 結果的にトップを多く輩出した期になったが、音楽学校時代は「どんぐりの背比べ」と呼ばれていた。「そうなんです。同期でのライバル心というものが多分、私たちはそんなになかったのでは。みんなで和気あいあい、肩を組んで楽しく芸事に取り組むというような私たちで。そういう部分が見ている方にとってはもっと貪欲に、お互いをライバルだと思って高めあうっていう部分が、もしかしたら欠けていたのかもしれなくて」と振り返ったが「本当にすごいなと尊敬する同期がたくさんいる。みんながそれぞれ。活躍している姿を見ると、誇りに思います」と宝塚史の伝説に残るであろう世代に胸を張った。

 礼のサヨナラ公演は、劇団☆新感線の名作とのコラボ作「阿修羅城の瞳」とショー「エスペラント!」(兵庫・宝塚大劇場=2025年4月19日~6月1日、東京宝塚劇場=同6月28日~8月10日)。

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