三遊亭王楽が７代目円楽襲名 好楽長男、先代円楽さんの三回忌に会見へ

三遊亭王楽

　落語家の三遊亭王楽が、５代目円楽一門会の決定により、来年２月２０日付で７代目三遊亭円楽を襲名することが２４日、発表された。２２年に死去した６代目三遊亭円楽さんの三回忌にあたる今月３０日に王楽、王楽の父で落語家の三遊亭好楽、林家木久扇が襲名会見を行う。

　王楽は好楽の長男。駒大文学部卒業後の２００１年、５代目円楽に入門。５代目円楽の２７番目、最後の弟子となる。０４年に二ツ目昇進、０９年に真打昇進。伸びやかな感性と現代性が特徴で、持ちネタは現在２００演目あるという。

　王楽は報道各社に直筆の文書を寄せ「私こと三遊亭王楽は、一門の皆様のご推挙により、七代目三遊亭円楽を来春より襲名させて頂くことと相成りました」と報告。「ひとえに五代目並びに六代目、また諸先輩方、さらには御贔屓（ごひいき）の皆様方のお陰（おかげ）と存じて居（お）ります」と感謝の気持ちをつづるとともに「五代目六代目が大きくした名跡を汚さぬよう精進致しますので、これからも宜しくお願い致します」とつづった。