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WBC決勝でも劇弾 巨人・岡本和真“ここぞの一発”で最短27日Vへ導く…9月絶好調5本塁打13打点

スポーツ報知 / 2024年9月25日 5時5分

4年ぶりのリーグ優勝に向けて「4番・岡本和」のバットに期待がかかる

 巨人・岡本和真内野手(28)がVロードを突き進む。優勝マジック4。最短27日(中日戦・東京D)の胴上げへ向け、打撃好調な主将は24日、「4番」としての決意を示した。23年WBC決勝・米国戦での本塁打など、ここぞの大一番でこそ輝く主砲が、一発でチームを4年ぶりリーグ制覇へ導く。先発は25日のDeNA戦(横浜)がエース・戸郷、26日の同戦には登録抹消中の山崎伊を抜てき。27日の中日戦は井上に託す。

 歓喜の瞬間が近づく中、岡本和は頼もしかった。残り6試合で、優勝へのマジックナンバーは「4」。25日からはDeNAとの2連戦(横浜)に臨む。主将らしく目の前の試合に集中することを強調した。

 「僕らは一個一個勝っていけばいいだけ。残りの試合は少ないんで、頑張っていきたい」

 勝負どころでこそ心強い。思い返せば、リーグ優勝が決まった20年の10月30日のヤクルト戦(東京D)では、一時逆転となる2ラン。侍ジャパンの一員だった23年のWBCの決勝では、貴重な追加点となるソロをたたき込んだ。大一番でも平常心を貫ける精神力は証明済み。1点がより重くなる状況でマークが厳しくなることが予想されるが、警戒網を打ち破る勝負強さを宿している。

 最短でいけば27日の中日戦(東京D)で優勝が決まる。「全部の試合で負けてはいけないけど、ホームで負けるのはもっとダメ」と、常々語ってきた。本拠地Vへの思いは当然あるだけに、シーズン優勝を決める一発も十分に期待できる。

 Vへの階段を上りながら、節目の記録も射程に捉えている。球団では王貞治、松井秀喜に次いで3人目となる7年連続30本塁打以上達成まで残り6戦であと4発。通算1000安打までは残り4本としている。球史に名を刻む一打が迫っているが、個人の記録には無欲。チームの勝利しか頭にない。

 「個人の成績はどうでもいい。優勝できればそれが一番です」

 ただ、4番がチームの命運を握っているのは間違いない。岡本和自身も「打たなきゃいけないポジションでやっている」と自覚している。今季、本塁打を放った25試合は21勝3敗1分け。勝利打点は今季自己最多を更新する19度だ。打てば打つほど勝利が近づく。

 絶好調でラスト勝負に挑む。現在、今季最長の13試合連続安打中。9月は打率3割2分4厘、5本塁打、13打点と打ちまくっている。矢野打撃コーチは「練習から丁寧にセンターから右方向に打っている。強引さがなくなってきた」と、好調ぶりに太鼓判を押す。

 近年は優勝争いに絡めていなかったが、今季は最終盤まで激戦が続いている展開。「こういう感覚や緊張感でやるのは、最近はなかなかなかった」。張り詰めた戦いこそが、最高の原動力になっている。シーズン最終盤。次戦で1000試合出場となる4番が、一戦必勝の精神で頂へと連れていく。(宮内 孝太)

 ▲シーズン最終戦最終打席となる8回1死二塁で、2打席連発となる33号2ラン。史上最年少で「打率3割、30本塁打、100打点」を達成し、2年ぶりクライマックスシリーズ進出を決めた。

 ▲3回2死二塁で、歳内から一時逆転となる2ラン。同日、優勝が決まった。

 ▲1点リードの4回先頭でソロ。世界一につながる貴重な追加点をもたらした。

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