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ビールかけ「見なかったです」優勝直前の巨人エースがソフトバンクの歓喜の儀式をチェックしなかった胸の内

スポーツ報知 / 2024年9月25日 5時10分

力強くキャッチボールで調整する戸郷(カメラ・岡野 将大)

 エースから9・27最短Vへの道を進める。巨人・戸郷翔征投手(24)が24日、5年前にプロ初登板初先発でリーグV試合となった「セプテンバーのハマスタ」で、マジックを減らす意気込みを見せた。先発する25日・DeNA戦(横浜)へ向けて、G球場で行われた投手練習で最終調整し、「まだまだ難所はあると思う。その一つの山を僕が潰せれば一番です」と気合を見せた。

 19年のリーグ制覇を決めた9月21日・DeNA戦(横浜)。先発は当時高卒1年目の戸郷で、4回2/3を2失点のデビュー戦だった。「すごい自信になりましたし、いい経験になりました」と述懐し、「(現在は)周りを見られるようになった。ここまで来るとキツイことが多いと思うので、それを笑顔で終われたら、晴れると思います」と立場も状況も異なる現在の胸中を明かした。

 当時から5年の時を経ての9月は3戦3勝、計21イニングを防御率0・00。エースとしての本領を発揮している。前回19日・DeNA戦(東京D)は3年連続の12勝目を記録。自己最多13勝目も懸かる一戦だが「チームが勝てばそれでいいですし、0点で渡すことが一番。先頭の四球を出さない、出塁を抑える、勝負どころで粘るとか、単純なところを意識できたら。昨日(23日・阪神戦で1〇0)いいゲームができたので流れに乗れれば」と冷静に見据えた。

 続く26日の同戦は出場選手登録抹消中で中12日となる山崎伊が先発。現在9勝で、菅野と戸郷と合わせて10勝トリオが実現すると、オール日本人では球団で13年の内海、菅野、杉内以来。当時もリーグVを果たしており、戸郷も「伊織さんにうまくつなげることが一番」と語る。ダブル右腕の勝利でマジックを「2」とし、27日・中日戦(東京D)に先発する今季8勝の井上で本拠地Vを達成したい。

 23日には、ソフトバンクがパ・リーグを制覇。戸郷は試合こそチェックしたが、ビールかけの様子は「僕らがした時にそれを味わいたいので、見なかったです」という。歓喜の瞬間までもう一踏ん張り。視界に捉えているゴールへ一直線に突き進む。(田中 哲)

 ◆戸郷のプロ初登板初先発 優勝マジック2で迎え、2位・DeNAとの直接対決(横浜)の先発に高卒1年目ながら大抜てきされた。自己最速タイの154キロをマークするなど、4回2/3を4安打2失点。自身に勝敗はつかなかったが、この試合でリーグ優勝を決め、思い出に残る61球となった。

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