澤村國矢、１２月歌舞伎座で２代目澤村精四郎を襲名「名を汚さぬよう精進して参ります」

　歌舞伎俳優の澤村國矢が１２月の歌舞伎座公演「十二月大歌舞伎」（１２月３～２６日）の第１部「あらしのよるに」で２代目澤村精四郎（きよしろう）を襲名することが２４日、発表された。

　中村獅童の「超歌舞伎」などに出演し、時代物の立役に定評のある國矢は師匠・澤村藤十郎の芸養子となり、藤十郎の前名の精四郎を２代目として襲名することになった。國矢は「まだまだ未熟ではございますが、名を汚さぬよう芸道に精進して参りますので、ご支援のほど、よろしくお願いいたします」と話している。

　「十二月大歌舞伎」は３部制。第２部は尾上松緑、中村勘九郎らの「加賀鳶（かがとび）」と中村七之助の「鷺娘（さぎむすめ）」。第３部は勘九郎、中村長三郎の「舞鶴雪月花（ぶかくせつげっか）」、坂東玉三郎、七之助、市川團子らの「天守物語（てんしゅものがたり）」を上演する。