フジ・伊藤利尋アナ、12年半ぶりに復帰「めざましテレビ」への思い 「現場に求められて仕事することが幸せなこと」
スポーツ報知 / 2024年9月26日 10時0分
フジテレビの伊藤利尋アナウンサー(52)が、30日から同局系情報番組「めざましテレビ」(月~金曜・前5時25分)のメインキャスターに就任する。一度は離れたものの、入社した年に出演するなど思い入れは深い。12年半ぶりに看板番組に“復帰”する思いや覚悟を聞いた。(田中 雄己)
着席と同時に、伊藤アナが口を開いた。あの、おなじみの軽快なテンポと話術だった。
「(紙面で)使えないこととか言っちゃっていいですか?」
半身に構えながら、身ぶり手ぶりを交えたトークは、テレビ画面で見る姿そのもの。だが「めざまし―」の話題になると、スーツの襟を正し、こちらに正対した。口を真一文字にし、トーンも落ち着いた。
「『めざましテレビ』を卒業してから12年半。その間、4つの帯番組を担当してきて、50歳を過ぎて。会社の偉い人が我々をパズルして、あ、これはダメですね(笑い)。でも、やっぱり現場に求められて仕事することが幸せなことだとキャリアを重ねれば重ねるほど思います」
「原点」とも言える「めざまし―」のメインキャスターを打診された時、脳裏に浮かんだのは「恩返し」だった。
「『軽部(真一)さんがエンタメを通訳しているように、ニュースを通訳してくれませんか』と言われまして。『めざましテレビ』を離れた後、報道にも触れ、その12年半を生かせるのでないかと思いまして」。そして、続けた。「少しでも恩返しできるように」
入社した95年から同番組に参加した。時には「めざまし調査隊リポーター」を担当し、時には「アミーゴ伊藤」として中継先に赴き、時にはメインキャスター代行も務め上げた。12年3月まで番組に携わってきた。
「最初は、右も左も分からなかったですからね。でも時代ですかね。結構、自分の好きなようにさせてくれまして。『アミーゴ』で中継を担当した際には、構成台本を自分で書かせてもらいました。今に至る礎を築かせてもらった気もします」
入社30年目。今年4月に放送30周年を迎えた長寿番組の“センター”に立つ。
「ここまで30年間守りながら、進化してきたという奇跡のような番組ですので。あの明るさを軸とした番組の色は変わらないし、守るべきもの。その一方で扱うネタは、時代にマッチする進化をしていかないといけない。新しいスタイルに進化させていく責任もある。失敗できないとも思いますし、大塚範一キャスター、三宅正治アナから受けたバトンを、私も次世代に良い形でつなげていきたい」。そう言った後、両手で口を押さえて苦笑した。「この責任は、重いですよね」
大塚キャスター、三宅アナに続き「めざまし―」にとって第3章。幕開けまであと4日。重圧やプレッシャーも感じつつ、「イケる」とも感じている
「起床は、2時半くらいじゃないですかね。今は、深夜1、2時に寝て、7時半に起きるような生活ですから、もうガラッと変わりますよね。昔出演していた記憶をたどると、とにかく朝眠くてつらかったなと。ただですね、年をとると、起きちゃうんですよ。ですので、イケるのではと思っています(笑い)」
本番を見据えて、徐々に朝型にシフトしていると思いきや…。
「メインキャスターが発表されて以降、『秋から飲めなくなるってこと?』という連絡をたくさんいただきまして。ありがたいことに、9月の夜は、ほぼ埋まっています(笑い)。まぁまぁ、飲んでいますね」
アナウンス技術や瞬発力はもちろん、この肝っ玉こそ伊藤アナの真骨頂。「それに、昼は飲みに行けるんじゃないですかね」とポツリ。「TBSの安住(紳一郎)くんは誘ってくれるんじゃないかと思います。安住くんからは『お互い、頑張っていきましょう』と連絡をいただきましたしね」
軽やかに、自然体に。新たな朝の顔が誕生する。
◆伊藤アナのイチオシ なんだろうなぁ。趣味も特技も特にないんですよねぇ。(夏の「お台場冒険王」で披露した)太鼓? ハマるわけないじゃないですか、あんな下手で。あ、息子も娘もヤクルトファンで。野球担当を外れてから球場に行くことはなかったのですが、ここ数年、神宮球場に通っています。ビールを飲んだり、から揚げを食べて、応援歌を歌ったり。久々に、野球ファン的な楽しみ方をしていますね。娘がサンタナを応援していて。小学6年生なので、いつまで僕と一緒に行ってくれるか分からないですけど…。そういえば、「押せ押せオスナ」というボードを掲げて応援しているんですけど、一度もフジテレビのカメラは抜いてくれないですね(笑い)。(談)
◆伊藤 利尋(いとう・としひろ)
▼生まれと経歴 1972年7月22日、兵庫県出身。52歳。慶大卒業後、95年にフジテレビに入社。「めざましテレビ」「みんなのニュース」などを経て、30日から「めざましテレビ」のメインキャスターに就任する。
▼愛称 「めざまし―」の出演当時から「アミーゴ」。「ありがたいですけど、20年以上前のお話ですからね。最近は、結構年を重ねている人から『子供の頃から見ています』なんて言われて。いや、うれしいですよ。うれしいですけど…」
▼趣味 なし。「これといってないことに、最近気づきました」
▼特技 なし。「こちらも、これといってないのですが、耳が動きます」
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