錦織圭、坂本怜との先輩・後輩ダブルスで、全米４強のダブルス専門家に惜敗…木下グループ・ジャパンＯＰ

男子ダブルス１回戦、第１セット、粘り強く打ち返す錦織圭(後方は坂本怜)(カメラ・小林　泰斗)

　元世界ランキング４位の錦織圭（３４）＝ユニクロ＝が６年ぶりに戻ってきた。ＩＭＧアカデミーの後輩で、全豪ジュニア覇者の坂本怜（１８）＝ＩＭＧ＝とのペアで、全米オープン４強の第１シードペアに、７－６、４－６、６－１０（最終セットは１０点先取のマッチタイブレイク）で惜敗した。

　リラックスムードの錦織が、シングルス予選１回戦で「頭が真っ白になった」ほど緊張した坂本を引っ張り、ダブルス専門家と互角の戦いを見せた。２人は初めて組んだ急造ペアだが、勝利も見えて、錦織が「めちゃくちゃ惜しいところまで行けた。すごい悔しい試合だった」と、残念がった。

　坂本は、「負けてしまったけど、夢のあこがれの選手と、こういう舞台で試合ができて楽しかった」と、錦織との夢のようなペアリングを喜んだ。１９５センチの長身からたたき込む時速２００キロを超えるサーブで、ピンチを何度も逃れた。

　錦織は、翌日２６日、シングルス１回戦が行われる。対戦相手は、元世界３位のマリン・チリッチ（３５）＝クロアチア＝。対戦成績は錦織から９勝６敗だが、チリッチは、２４日に行われた杭州オープンで３年ぶりの優勝を飾るなど、好調での来日だ。

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