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【ソフトバンク】43歳ベテラン左腕が「いい経験」現役生活初ホールド 継投「ノーノー未遂」2番手で1回無安打

スポーツ報知 / 2024年9月26日 5時0分

6回から登板した和田毅(カメラ・義村 治子)

 ソフトバンクが優勝後の本拠地がい旋試合で圧巻の「ノーノー未遂」だ。史上6度目の継投による無安打無得点は5番手オスナが「あと1人」で打たれて逃したが、福岡のファンは試合後の優勝セレモニーまで存分に堪能した。ひときわ大きな声援を受けたのが、6回に2番手で登板した43歳の和田。1イニングを無安打に抑え、MLBを含む22年目の現役生活で初ホールドをマークした。「この歳になって、いい経験をさせてもらっている」。屈託のない笑顔でベンチに戻った。

 左膝痛などのためファーム調整を続け、7月5日以来となった1軍登板は昨年の最終戦以来のリリーフ。首脳陣と相談し、「少しでも貢献できるように」とCS最終Sのブルペン待機をにらんだものだ。先頭には四球を与えたが、打者4人を19球で片付け、スチュワートからの無安打バトンをつないだ。

 MAXは146キロ。小久保監督は「(スピード)ガンよりも速く(見えるの)が特長の投手なので、そこをもうちょっと求めたい」と上積みを期待した。4年ぶりのリーグ優勝を決め、戻った本拠地のファンにも早々と勝利で報告。「結果を出していかないといけない立場」と自覚するベテラン左腕も加わり、日本一に向けた1軍サバイバルは激烈さを増した。(島尾 浩一郎)

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