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大谷翔平が地区優勝狙う大一番で大谷翔平が2打席連続の勝ち越し適時打 一塁塁上で雄たけび

スポーツ報知 / 2024年9月26日 13時14分

◆米大リーグ ドジャース―パドレス(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、本拠地・パドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、同点の6回2死一、二塁での4打席目は、3番手左腕・モレホンと対戦しカウント2―2から2打席連続の勝ち越しの中前適時打を放った。一塁塁上では雄たけびを上げた。

 パドレスの先発は、ダイアン・シース投手(28)。今年3月の開幕直前に加入した右腕で、7月にノーヒットノーランを達成するなど、試合前の時点でチーム最多の14勝(11敗)で防御率3・42と先発ローテの中心になっている。直近2登板でも6回、8回1/3を投げていずれも無失点と好調。大谷は21、23年に1本ずつの本塁打を放つなど、これまで13打数3安打で打率は2割3分1厘。今年7月に対戦した際には、二ゴロ2つと四球の3打席無安打だった。

 両軍無得点、初回先頭の1打席目は四球で出塁。一度もバットを振ることなく、4球連続でボールを見極めた。01年イチロー(マリナーズ)の日本人最多に並ぶ56個目の盗塁に注目が集まったが、1死一塁でフリーマンの打席で暴投を見逃さず二進。2死二塁で、T・ヘルナンデスの中前適時打で先取点となるホームを踏んだ。1点を追う3回先頭の2打席目は見逃し三振。3球目の内角球には本拠地のファンから大ブーイングが起こった。

 同点に追いついた直後の4回2死一、二塁では、初球のスライダーをはじき返し右翼フェンス直撃の一時勝ち越しとなる適時二塁打となった。打球速度116・8マイル(約188・0キロ)という鋭い当たりに、本拠地のファンからは「MVP!」の大合唱が巻き起こった。だが、直後の5回表に、タティスに同点の21号ソロを浴びた。

 地区優勝を争うパドレスとの首位攻防3連戦の2戦目。前日24日(同25日)の初戦はドジャースが初回に先取点を奪ったが逆転負けを喫した。9回には2点を追って無死一、二塁というチャンスを作って、ネクストバッターズサークルには大谷も控えていたが、まさかの三ゴロでのトリプルプレーでゲームセット。パドレスは2年ぶりのプレーオフ進出が決まり、試合後にはシャンパンファイトを行い、ダルビッシュ、松井らは美酒に酔いしれ、ゲーム差は「2」に縮まった。

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